見出し画像

悲観する力とは

最近もっぱら森博嗣の本にはまってる
ミステリーにはさほど興味なく、有名作「すべてがFになる」も読んでは見たものの、、と言った感じだったが
エッセイ本がすごく面白い

ビブリアというアプリを利用して読んだ本は記録して内容もメモを取っている
森博嗣の言葉は私がぼんやりと感じていることを端的に表現しており、うんうん、とうなずいてしまう

今回私が感想に書くのは「悲観する力」という本について

結論から言うと
楽観が美と思われる世の中
いやいや、悲観することこそが大事だよ という内容

人々が悲観する時
それは何かを深く考える時が多いのでは?
楽観する時は思考がストップする時
考えても暗くなるだけだから止めようってなっちゃってる状態

悲観する対象についてだが
過去を思い出してウジウジするのではなく、未来こそ悲観的に考えたらどうかという提案
仕事なんかもこんな考え方
失敗をクヨクヨ考えず、次のために準備し尽くす
自信がつくまでたくさん悩む 
不安とは要するに準備不足
悲観しまくって色々準備すれば自信がつく


私の大好きな一文

「自殺を考えてる人に僕が言えるとしたら
もっと悲観しなさい
時間が足りないから死んだら全て解決できると楽観してしまうのだ」
生き続けることの方が大変だからということ
確かに

「学校のテストは、覚えることが勉強になっている。思い出すことが考えることになっている」
一夜漬けが蔓延る要因
学校の授業で思考力を鍛えるってどうやるんだろう

この本を読んでから、悲観的に考えることを肯定できる様になった
誰かの悩みに耳を傾けられるようになった
そんなことウジウジ考えても解決できないよ
考えない考えないって思っていたけど
今ではもっと悩もうってなった

未来心配なことも多いけど
たくさん悩んで本読んで準備をしていこうと思う

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?