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蒼紅杯の注目デッキを5分でざっくり紹介

今回も蒼紅杯に解説として参加しました!

放送されていないはずのマイクテストで好きな動画投稿者(十年以上前に引退済み)のマネをして「おいどうした、クサレオタクども!」と言っていたら放送されていたということもありましたが、今回も事故なく無事に放送を終えられました。デッキ構築も放送も事故をしないことが大切ですから。私はもちろん事故とは無縁です。

ありがとうございます。今回も事故なく盛況して終えられたのは主催者の蒼紅ちかさん、一緒に実況解説をしたブルナー実久さん、参加者の皆様、視聴者の皆様のおかげです、本当にありがとうございます。

今回もTOP8の試合はレベルが高く、大型公式イベントと見比べても遜色ないものでしたので、是非とも配信アーカイブをご覧いただきたいですが、せっかくなので記事でも注目デッキを紹介してみよと思います。

TOP8と、二敗ラインから面白いと思ったものをピックして紹介します。

ではいくぞ

優勝:ナヤトークン

以下デッキ画像はすべてイベントページから引用

優勝はナヤミッドレンジ。土地が21枚と少な目でありながら、《希望の標、チャンドラ》がメインに1枚サイドに追加の1枚と一見異質なデッキである。衝動的ドローが多く土地が伸ばせるとはいえ、軽いマナ域で固めたデッキがマナカーブを後ろに倒して回るのかという疑問がはじめはあったが、見てると回る、回る…。

《復興の領事、ピア・ナラー》が目を引く一方で、私としては《忠義の徳目》をこのデッキのキーカードだと認識している。新セット、エルドレインの森の出来事は低いマナ域+高いマナ域という組み合わせが多い。旧エルドレインの《砕骨の巨人》や《厚かましい借り手》のように序盤のマナカーブを埋めることはしない一方で、一見軽量アグロのデッキが長いゲームレンジで爆発的なパワーを発揮することができるようになった。

これは今までのプールではなかったゲーム感であり、新セットのイベントの優勝としてこれ以上にないデッキと言える。

yuunonさん、優勝おめでとうございます!

準優勝:ゴルガリミッドレンジ

緑黒のカラーリングのデッキはTOP8に3人を送り込んでおり、緑が弱かった前環境に比べ躍進を遂げたデッキである。

《苔森の戦慄騎士》や《開花の亀》といった優良パーツを手に入れたことに加え、緑黒のクリーチャー土地はサイクルの中でも特に優秀である。

高い打点に優秀な追加効果が二つもあり、こればかりは3人全員が文句なしの4枚採用。

準優勝のNageことSaidaさんのデッキは、ミッドレンジというデッキ名ではあるが、4マナ以下で唱えられるカードのみで構成された、アグロに近いものである。

《開花の亀》でクリーチャー土地を強化して攻めながら、万一長引いても《執念の徳目》や《苔森の戦慄騎士》といったマナフラ受けに繋げることができて隙がない。

TOP4:ゴルガリミッドレンジ

蒼紅杯上位常連のmalsemanさんのものは少し重めのクリーチャーの質重視のミッドレンジらしいミッドレンジ。彼はいつも注目されていないところから強いカードを見つけてきて感嘆させてくれる。《失われし伝承の歩哨》と《豆の木のワーム》は他のデッキでは見ないカード。

3/2や3/3の多く、《執念の徳目》のある環境で《失われし伝承の歩哨》は絶妙に良いサイズをしており、《執念の徳目》に頼ってフィニッシュ手段を削った相手にはよく刺さるだろう。

リミテカードと侮ることなかれ。序盤にテンポを取って終盤は3マナ以下には一方を取れて《黙示録、シェオルドレッド》と相打ちできるため、しっかりカード1枚分の働きをする。こちらも絶妙にいいサイズ。

TOP8:ゴルガリランプ

順番が前後するがゴルガリから見てしまおう。

最後のゴルガリは最も遅いレンジを見たもの。

《樹海の幻想家、しげ樹》と墓地回収でのループを見ている。

一見《執念の徳目》を入れたくなるデッキだが、なんとサイドも合わせて0枚!ループパーツであり、ライフゲインも可能な《ギックスの命令》が4枚採用されており、ループへ向かう強い意志を感じる。

《掘り起こし》の採用から1枚採用のカードがいくつかある一方で、4枚採用のカードがほとんど、というか1枚と4枚の採用しかなしという全体的に強い意志を感じるリストで見応えがある。強く訴えかけてくるものを感じるデッキである。

TOP4:エスパーレジェンズ

前環境から引き続いての定番デッキであるエスパーでメインの追加カードはクリーチャーランドのみ。

地味ではあるが、手札を増やすことが得意ではないエスパーにこのカードは嬉しい!以前は《皇国の地、永岩城》など伝説土地の複数枚採用でマナフラ受けをするリストもあったこのデッキこそクリーチャー土地が欲しかったに違いない。

TOP8:ディミーアフェアリー

軽いクリーチャーを出して構える王道のクロックパーミッション。《自我の流出》は不採用。ハンデスするよりも構えろ!

一枚採用ではあるが、《慈愛の王、タリオン》はいい味を出している。ハンドリーディングに長けた人が上手にこういうカードを使うのは見ていて面白い。

TOP8:4Cランプ

新カードは《アイレンクラッグ》に《豆の木をのぼれ》。

エルドレインの森前の環境では一度トップになったものの、カウンターを使う青黒ミッドレンジのシェアが上がり下火になったデッキである。そのため、除去とカウンターのデッキが苦手な軽い置物を手に入れたことは大きい。これからも目にする機会の多そうなデッキだ。

TOP8:オルゾフアグロ

《ガムドロップの毒殺者》の4枚採用が特徴的である。

既存カードとのライフゲインシナジーとトークンシナジーを組み合わせた匠の構築。

TOP8はここまで。

改めておめでとうございます!

ここからは筆者が惜しくもTOP8には入らなかった2敗ラインのデッキから面白いと思ったものをいくつかピックする。

5-2:アゾリウスミッドレンジ

《三匹の盲目ネズミ》の採用が面白い。

カードの取れるアドの最大値が大きい!しかしこの手のカードはコピー先への除去に弱いものである。だがこのデッキは《忠義の徳目》、《放浪皇》、《ミレックス》とインスタントタイミングでトークンを出す手段が豊富で、二章三章をスカらせることは困難。ナイスカード。

5-2:グリクシスリアニ

ん?《鏡割りの寓話》と《勢団の銀行破り》は禁止になったはずでは…。

《蒐集家の保管庫》は《偉大なる統一者、アトラクサ》のリアニにも素出しにも貢献するナイスカード。

5-2:スゥルタイリアニ

《リッチの騎士の征服》での大量リアニロマンデッキでカウンター墓地対策に弱そうに見えるが、実は構えられるし、素出しできるしで結構器用。《蒐集家の保管庫》万歳。

5-2:ラクドスアグロ

《望み無き悪夢》はうまく使えばマナレシオ最強!

ブレイズが生きのこるとめちゃくちゃに活躍してくれるシナジーデッキ。


今回は以上!

面白いデッキリストに配信卓でのレベルの高いプレイを大いに楽しむことができました。またよろしくお願いいたします。

ではまたどこかで。

おもろいこと書くやんけ、ちょっと金投げたるわというあなたの気持ちが最大の報酬 今日という日に彩りをくれてありがとう