2023年の抱負

 まずは旧年の反省から。
 私生活の方で、転職をして、その影響から読書や執筆に充てる時間のバランスが崩れました。前職だと昼休みに読書して、一定量のインプットを確保できていたんですが、それがなくなりました。はてなの方で、読んだ本や映画の一言メモを書いてたのですが、そっちも続けられなかったので、旧年のインプットに関する記憶がだいぶ薄いです。

 あとはアウトプット。賞に出すことを目標にしがちで、投稿作品の使いまわしも多かったです。一応は改稿をしてから出しているんですが、いかんせん新味に欠けるというか、パワー不足だなと感じながら投稿してるので、やっぱり結果が伴わなかったですね。
 一番印象に残っているのは、秋の恒例になりつつあるBFCで、予選選考で惜しかった作品に名前を上げられていたことです。正直、悔しすぎて調子を崩しました。今年もどうにか一回戦は食らいついて読みましたが、その後は身体が追い付かなかったです。感想も書きかけで、終わってますし。ツイッター上のあれこれを見て、消耗することも多かったです。

 そんなこんなで小説に対する熱量が下がってきているのを感じます。多分、小説を手放しても、もう生きていけると思います。サンクコストバイアスで書き続けている気もしますし、色々なことにたいする感度が下がってきていて、無意味に苛立つことも増えまして、二十代後半に突入したばかりなのに、自分の老害化が進行していることにショックを隠せません。
 上手くいっている感覚と、上手くいっていない感覚が共存していて、その不協和音でうまく調子が取れない感じでしょうか。
 報われたくて書いているわけではなく、書くことが楽しかったから続けてこれたわけで、楽しくなくなったならやめることになるだろうな、と予感しています。理想としてはこまどり姉妹のように書き続けていられたらよかったのですがね。まあまだ、八十になった自分の小説を読みたいという思いはあるので、細々続けていけたら、と思います。

 いまカクヨムで書いている小説は、そのあたりの気持ちをこめて書いてるので、読んでみてください。


 さて、それで本年の抱負です。
 今年は、とにかく書籍化を目指して、書いていきたいと思っています。何はともあれ、プロデビューを目指す。自分が今どこまでできるのか、力の限り挑戦してみる。
 モチベーションの落ちている現状では、そこを目指していくほかないように思います。そのために考えている戦略としては、

・いままで応募してこなかった賞に応募する
・短編ではなく、長編
・純文学にこだわらない

 ぐらいのことをぼんやり考えています。
 転職してから体力が追い付かなくて、文芸作品を楽しめなくなりました。現実の強度に小説が負けている。いまの文壇の潮流に乗れないという部分もあるでしょうけど。
 そんな感じで、自分の評価してもらえる場所に行く。評価してもらえるだけの力があるのか確かめる。という方針で今年はがんばっていきます。

 現実的な目標としては、インプットアウトプット、各一時間ずつは確保して、毎日続けていこうと思っています。図書館で借りてきた本、読まずに返してばかりなんでね。
 こんなこと書くのも、今年が最後かもしれないので、燃え尽きるまでやってみようと思います。絶対見返してやるからな、の精神で。

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