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青という希少性

 僕たちの生活の中にある色で、実は非常に珍しい色素がある。青だ。

何を言っているのかと思うかもしれないけれど、実際青というのは希少な色素らしい。世の中青いものなんて山ほどあるじゃないか、と。

詳しいことはリンクを貼った記事を見てほしい。

https://nazology.net/archives/2733

結論だけ言うと、世の中の青いものというのは構造上青く見えるようにしているものの方が圧倒的に多いということ。僕たちが見ているものの色というのは、波長によって表現されるものでしかないらしい。

青空が青いのは、青く見える光の波長を僕たちの光の受容器が青く認識しているからにすぎない。写真や映像の編集としていると、この辺りはわかりやすいと思う。

その中で、自然界に青い色素を自ら作る蝶がいる。

オブリナ・オリーブウィング

https://djanimateurfinistere.com/wiki/Nessaea_obrinus

アマゾンに生息する蝶の一種で、オスの個体だけが青い色素を作り出すらしい。人は化学的に青い色をいくらでも作るけれど、自然界では青いものというのはほぼ存在しないそうだ。よく考えたら動物で青いものって目出つのだろう。


 振り返って、人は割と青い色が好きな気がする。地域性もあるだろうけれど、青は自然界よりも使われている。人が見る青という色は何を表すのだろう。

ということでこういうリンク。

青が表すのは、「知的・落ち着き・信頼感・誠実・爽快感」もしくは「悲哀・冷たい・孤独」だそう。

果たして、青を好むというのはそういうイメージで見てほしいという願望なのだろうか。それとも自分がそういう存在であると思っているからなのか。

この辺りは人が小難しいことを考えているから、そんなことを感じる余裕があるだけじゃないかなとか勝手に思うけれど。

他人の服装を見て、その人がどういう風に見てもらいたいのかは分かり易いかもしれない。

でも、蝶は青いからって落ち着きたいなんて思ってないと思う。



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