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心理的な適応状態(適応機制・防衛機制)

たくさんの記事の中、私の記事にたどり着いていただきありがとうございます。今日は私の話し、家族の話しから少し離れた心理学のお話です。

人はだれしも欲求不満の状態を解消するため心理的な適応状態を求める行動を取ります。その行動パターンは人それぞれでかつ半ば無意識的に行われることが多いのです。
また、一定の行動パターンとして個々人に見られるので、性格の一部とみなされることが多いのです。

恋愛で例えてみます。

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「○○さんが好きだ。付き合いたい!」

こう思ってもすぐに告白する人はほとんどいないと思います(「いや当たって砕けろだ!」という人ばかりでしたらすみません、わたくしそんな勇気も経験もなかったので(苦笑))

多分
「言いたいけど言えないよ~」
「伝えてもし嫌われたらどうしよう」
と考えるのが普通のパターンじゃないでしょうか?
そして
「この想いが伝わって、私の気持ちに応えてくれたらいいのに」
という欲求不満を抱えるのではないかなと思います。

この欲求不満の状態からとる行動は人それぞれ違うと思いますが、とられた行動は心理学的に説明がつけられています。
「適応機制」とか「防衛機制」と呼ばれるもので、自分の心を守るための動きなのです。

恋愛の例では、多くの人は次のような思考・行動につながると考えられています。
◇「なぜ私の気持ちに気づかないの!なんて鈍感な人なんだ!」(攻撃)
◇「あの人の好みの人にならないと振り向いてもらえないのかな?あの人の好きな○○に興味を持ってやってみよう。それをきっかけにしよう」(同一化)
◇「もう私は○○さんのことなんか何とも思っていない!(と自分に言い聞かせる、思い込ませる」(抑圧)
◇「伝えて嫌われるぐらいならこのまま友達でいられればいいか」(抑制)
◇思いを持て余し、親しい友人に聞いてもらい大泣きをする(退行)
◇ハッピーエンドの恋愛ドラマや映画を観まくる(逃避)
◇好み好みじゃない関わらず、脈のありそうな別の異性と付き合う(置き換え)
◇恋愛より仕事!と割り切って仕事に打ち込む(合理化)
◇切ない片想いをテーマにした小説を書く(昇華)
そのほかにもわざと嫌われる行動を取る(反動形成)や恋愛心理について調べて知識を得て満足する(知性化)などがあります。

適応機制や防衛機制は、自分の心理バランスを取るための思考・行動様式なので、多くの人がこれら全部とることはなく、人それぞれ異なった複数の思考・行動を行ったり来たりしながら、直接行動(今回の場合は「告白」)に移ったり、行動しなかったり(この恋を諦める)なのが普通です。

恋愛を例にいろいろな心理的適応状態を保つための思考・行動をみてみましたが、それ以外の私たちが日々直面することでは「自分の心を守る」ための思考・行動を意識的・無意識的にとっているものです。

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私がこの「適応機制」「防衛機制」について初めて知ったのは、社会福祉士の勉強をしている時でした。試験問題では頻出問題ですし、いろんな例で出題されるので理解して覚えるのは大変だなと思いつつ、人の心理と思考・行動って複雑だなと思いました。

今回はまずは「適応機制」「防衛機制」についてのご紹介でした。
今後はそれぞれの思考・行動について深く掘り下げる記事を書きたいと思いますし、子どもの頃の自分自身、そして母親の行動をこの「適応機制」「防衛機制」から分析してみたいと思っています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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