人生の停滞に抗いたい

人生が停滞し始めた。

わたしはだいたい2年前後で転職してしまう。理由は、飽きるから。得られるものがないから。仕事に慣れてくると対して頭を使わなくても仕事ができるようになる。そうするとわたしはいつも人生が停滞するという危機感を感じてしまう。

父は一つの職場で定年まで勤め上げた。わたしからするととんでもない夢物語にも聞こえる。60歳くらいまで一つの職場にいるって凄くない?

父はきっと一つの職場でずっと同じような仕事をしていたが、人生は止まらずにしっかりと時は流れた。今はリタイアして新しいことを学んだりして楽しそうだ。

よく考えたら同じ仕事をし続けて人生が停滞するなんて誰から植え付けられた価値観なのかと思う。常に新しいことをしていなければそれは生きていないことと同じ。そういう考え方はいつ持ってしまったものなのか。

たとえば来る日もくる日も農作物を育てる農家さんに対して「人生が停滞している」とは思わない。私たちはそうやって働いてくれる人のおかげで生活をしている。

なぜわたしは人生が停滞すると思い込み、そして恐れているのだろう。何度も繰り返すこの恐れから逃れられる日は来るのだろうか。

仕事ばかりしている父が嫌いだった。わたしも仕事ばかりしているから、仕事がつまんないと停滞を感じてしまうのだろうか。仕事以外に何か見つけなきゃ。でもどうやって。

やりたいことは何だったか、没頭していたことは何だったか。外に出られない今それを思い出そうと必死になっている。

焦る。抗いたい、人生が停滞することに焦ってしまうことに、抗いたい。

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