主人の浮気に翻弄された人生の1ページ『七転び八起き』 今が幸せだから語れる話。。。🥺💘
主人との結婚は浮気の連続だった。よく我ながら堪え忍んだものだと自分を誉めてやることにした。
ある時、当時流行っていた?🤔『援助交際』をもれなく主人も年嵩のいかぬ若い女の子としていた。
当時実の娘と差程変わらない女の子とである。
主人の場合、その女性に飽きてくるとボロボロ、ぼろを出し初めて最終的に私の知れるところになり、お決まりの大喧嘩。
その時の女の子とは妊娠騒動があり、本人に妊娠させた覚えがないと言うので致し方なくわたしの出番となった訳です。
大阪の某有名ホテルでわたしはその子と待ち合わせをした。
来たお嬢さんはどこにでもいる普通のお嬢さんで面立ちはまだ幼く、10代後半といっても通るような清楚な感じでとても援助交際などするようなお嬢さんには見えず、見た目も愛くるしく、髪の毛はロングで裾を軽くカールしていた。
まずは冷静に彼女の話を聞いた。
すると、実母は彼女が小5のある日突然自分と弟を捨てて出ていったという。その時、母親がその子に『わたしはあんたたちの飯炊きオバサンじゃない』といい放ち出ていったらしい。
嘘でしょ。実の母親が娘にそんなことをいうなんてまるで完全にネグレクト。
その後、父親との生活でかなり困窮していたらしかった。
段々話を聴いている内になぜか同情心が湧いたのだが、違う、ちがう、ここで情にほだされている場合じゃない。
そして、私が切り出した言葉は
『あのね、主人、お付き合いしてるの、貴女だけじゃないのよ。(これは私の詭弁)。毎回浮気が発覚すると自分じゃ処理出来ないからわたしの出番なのよ。貴女も苦労したのね…』
さも、同情しているかの話に持っていき、本題に入った。
『妊娠したって?本当に主人の子?』と聞くと突然泣き出し、ポツリぽつりと話し出した。
よ~く話を聞くとなんと同棲している男性がいるらしく、その人の子か主人の子か分からないという。
その前にわたしは主人に確認を取っていたので明らかに主人の子ではないことを改めて確認した。(このあたりの話は余りになまめかしいので割愛。)
その子の身なりはどうみても安っぽい服で全身包まれていて、洋服やアクセサリーの話をすると身を乗り出してきて、奥さん(私)の持ち物、みな好きと言い出す始末。
そこで、わたしはお古だけど当時ハイブランドのアクセサリーや服いる?と聞いたら欲しいというので、その子の住所を聞いて送ってあげた。
そして、何かあったら、主人ではなくわたしに相談しなさいと伝えると涙💧ぐんでいた。
きっと、母親に幼い頃捨てられて愛情に飢えていたんだと気付き、別れ際に手を握り別れた。
夫に夫の女と手を切らす方法の1つは相手の女性と仲良くなること。
これが一番効果的。
それ以上、夫は妻と仲良くなった女性とは付き合えないから。
今は淡々と書き綴っているが当時の私の中の葛藤は言葉に言い尽くすことなどできない。
浮気がわかると全身から血の気が引き、悪寒が走り、言葉も話すことができなくなるほどのショックを30年間、夫によって受けさせられた。
一番辛かったのは一人娘をお産したその日に病室に私を独り残し、愛人宅へ行かれたこと。
余りの辛さに出産の晩、号泣し一睡もできなかった。
この事実だけはわたしの生涯の中で忘れられない出来事となった。。。
でも、ある時、主人の浮気が例の如くばれた時、この人、家庭を壊してまで浮気していないんだ、単なる遊びだとわかった時不思議と許せたのです。それもいとも簡単に…
元々仕事のできる人で既に人生において帝王学を学んでいて、人の上に立つには十分な素質と素養をもっていた。
ある時、仕事上でトラブった時、この人どうやって処理するのだろうと観察していたら、なんと素晴らしい、私には想像も付かない英断をしたのです。
その時、我が夫ながらアッパレと思った。
仕事のできる男だからこそ、女性にもモテるし遊ぶのだろう。
時に浮気されて苦しく悲しい思いもしたが、やはり、わたしの夫になる人はこの人しかいない。彼の妻であることに誇りをもち、なにより結婚40年経った今も夫を愛し尊敬している。
欠点のない人なんていない。
マイナスの面とプラスの面を天秤にかけたら、どうやってもプラスが多い。
夫婦には色々な形がありますが、若い時は苦労させられましたが決して無駄ではない。
未だに夫を愛せるのはしあわせなことだと思う。
時々わたしも迷いフラフラするけど、それは夫というささえがあるからこそできること。
今はコロナという怪物のお陰で誰もがしなくてもいい苦労をさせられているが出口のないトンネルはないのだから、いつか霧も晴れるようにコロナも消えていくと信じている。
最後に人生、終わりよければ全てよし。人生、そう捨てたものではないのだから、うまく付き合っていこう。
そうすれば、きっと、未来だって明るい未来は来ると思う。 。。
最後まで読んで下さりありがとうございますm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
追記。夫の浮気の苦労なんてしなくてもいい苦労。世の男性、みなみな、そういう人ばかりではないけど、たまたま、自分に当たった男性が浮気者。上手に騙し騙し付き合うしかない。
これは今だから語れる話。綺麗事はいくらでも言えるけど、これも生きてきたわたしの、女の勲章。乗り越えてきた自分を誉めてあげることにした。人生はやはり深い。でも、はっきり言ってしなくてもいい苦労であることは確かです。。🥺
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