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マダムヒロコのessay💘 『朝の密かなトキメキ。愛しのその人へ…』幾つになっても変わらない恋愛体質。。。

朝🌄4時半起床。まだ寝ていたいのに体内時計が眠らせてはくれない。5時までに身支度を済ませ、ウォーキングに出かける。 

私のウォーキングコースは近くのお城🏯の外周2kmコース。一周するとだいたい半時間くらいだろうか。 

調子のいい時は二週1時間程歩く。丁度歩き始めたあたりから朝日🌅が昇り、美術館の前に立てられたステンのポールに朝日が当たるとまるで灯籠のように輝きだし、目の悪い私には遠目では本当にランタンの柱のように見えた。 

このコースは緩やかな坂道と軽い下り坂のupdownコースで歩くには歩き応えのある道で私は気に入っている。 

私が歩き始める頃やっと気持ちのいい朝日が上ってくる。つまり私は朝日に向かって歩いているのである。 

暫く歩いていると朝日を背にして走ってくる少し初老めいたその人が走ってくる。 

その人は身の丈180cmはあろうかつてはスポーツマンに違いない引き締まった身体の持ち主で面立ちは整い、私とは反対方向に走っていく。 

その人とは会うというよりはただすれ違うだけなのに早朝の密かな私の楽しみ。 

お互いに会うとただ一言『おはよう』と言葉を交わすだけなのに… 

キュンと胸が痛む密かなトキメキの瞬間。 

その人とは一周歩く間に多ければ3度会う。 

その楽しみは日によって3度会う時もあれば、2度だったり、4度だったり… 

最初の内は一度きりの挨拶だけだったものがいつしか、その人と目と目が合うようになり、かすかな微笑みが返ってくるようになった。
それは、その人にとっては別段意味がないのかもしれないが女心は動く。 

そんなある日、その人はもう走り終え、信号を渡ろうとしているのが遠くに見えた。でも後を追うには離れすぎていて追えない。 

というより追う行為もおかしな話である。 

私の想いなど知る由もないのだから… 

ただ帰り道だけが同じ方向。いつか並んで歩きたいと言う願望だけが心をよぎる。 

幾つになったって恋はする。その恋は誰に迷惑をかける訳でもない。私ひとりの秘め事。 

ただ雨☔の日は会えない。その雨で恋心までも流してしまいそう… 

明日は晴れますように🙏❇️

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