見出し画像

【フランスで子育て】 ♪シアワセ!♪ 子どもにはこう聞こえたフランス語

皆さま、おはようございます。
マダム・シュークリームです。

10月も残すところ、あと1週間になりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。

さて、昨日も書きましたが、フランスの幼稚園での2週間の秋休み(正式名は Vacances de la Toussaint) は子どもとずっと過ごすことになりましたので、記事の内容もしばらく子育て関係になると思います。

備忘録としても色々まとめたいことがあるのですが…手がつけられていません。限られた時間の中で、その日に書けそうな内容を書いているので、統一感がありません。
しかし、少しずつでもいいから、自身の体験談として記事を書き残していけたらな、と思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
読んでくださっている方、スキを押してくださる方、いつもありがとうございます。とても励まされています!

さぁ、ここから本題に入っていきます。

先週の金曜日、つまり秋休みに入る前日の幼稚園の降園時に、子どもが大きなファイルを持って帰ってきました。

家に帰り、早速そのファイルを見せてもらいました。

以前に、フランス在住の先輩方のブログの中で、「幼稚園生とはいえ評価をされる」という内容のブログを目にしたことがありました。
日本でいう"紙のワーク的なもの"をして、それに先生が良い・普通・悪いの評価をくだすらしいのです。

日本語しか話さない子ども。

どうやって過ごしているの?
理解はできているの?

……… 評価、されてるの?
だとすれば確実に "悪い"なのでは…

分かってるとはいえ、
見るの嫌だなぁ…

見た後に、
どう言葉をかけたらいいかなぁ…

めちゃくちゃいい子なのに!
(↑親バカです)

というのが、見る前の本音でした。

ここから少し育児方針の話になるのですが、
私たち日日夫婦は、"あえて"積極的にフランス語を子どもに教えていません。

もちろん外に出ればフランス語は使うのですが、子どもに話す時はほぼ必ず日本語です。

なので、子どもは幼いながらに、家では日本語(両親が話すことば = コミュニケーションがとれる)、外では"分からないことば"(親以外が話すことば = 挨拶のみ少し分かる)として認識していたようです。

幼稚園の入園前に、園長先生との面談がありました。私たちは子どもが日本語しか話さないこと、そして積極的にはフランス語を教えていないという事情をそのまま説明しました。
決してフランス語を軽視しているわけではなく、子どもに日本語を残すことに危機感を抱いているためだとも話しました。

幸い園長先生は日本の教育に対して良い?イメージを持ってくださっているようで、私たちの事情を親身に理解しようとしてくださいました。
そして、私たちの教育方針はそのままで大丈夫だと言ってくださったのです。もし、そこにフランス語のプレッシャー(例えば、自宅でも話したりすることを求める)をかけてくる教師がいれば、そちらの方が問題だし、そういうことがあれば必ず言ってほしい、とも。
そして、子どもはあっという間に言葉を覚えるから心配しないで、と。

バイリンガル以上のことばの習得に関して理解がなければ、上記のような言葉掛けはなかったと思います。

私たちは、この園長先生の言葉により励まされ、安心して子どもを幼稚園に預けることができています。

(子どもの日本語力、フランス語力、バイリンガル育児に関しては、またいつか別の記事でまとめていきたいと思っています。)

そして、この約2ヶ月のフランスでの幼稚園生活を過ごし、担任の先生からは「(分からない中)よくやっているわよ」とのお言葉。

さて、どんな評価が待っているのか ——

ファイルを開きます。

パラ…パラ…パラ…

あれ?
ん???

評価がない?!

全てのページを見ても、評価は全くありませんでした。
それは国の教育内容等が変わったからなのか、地域によるものなのか、学校によるものなのかは分かりませんが、そこにあったのは、2ヶ月間幼稚園で学んだ内容や様子がとても丁寧にまとめてあるものでした。

フランスの幼稚園の先生って
こんなに丁寧にまとめてくれるの?!

というのが、失礼ながら最初に感じた感想でした。もちろん先生の"やり方"にもよるのでしょうが、私には今の担任の先生のやり方はとても分かりやすく、子どもと共有しやすいので、一気に信頼感が高まりました。先生、merci beaucoup!


そのファイルに綴じてあった1枚の紙に、
『C’est la rentrée』という歌の歌詞が載っていました。

もちろん私はどんな歌なのか知りません。
幸いYouTubeで聞くことができました。

〜〜〜♪

あれ?

このメロディに
聞き覚えがある!!!

新学期が始まった頃に、子どもがしばらく口ずさんでいた曲です。

音程は合っているのです。
でも歌詞が…日本語にすり替わっている!笑

♪せらろんとれ (あえてひらがなで書きます)
 (↑上記は、C’est la rentrée = 新学期だ!)

が、子どもには、

♪シアワセ (あえてカタカナで書きます)

に聞こえたようです。
なんて幸せな子なんでしょう!笑

子どもはずっとこの歌を

♪シアワセ (手拍子、タタン)、
   シアワセ (手拍子、タタン)、
     ??????? ←フランス語が分からないのでそのあとはメロディにのせて適当…

と歌っていたのです。

いつもはそれらしい単語を連想して、インターネットやYouTubeなどで検索し、子どもに聴かせて「この歌?」と聞いていくのですが…(たまにヒットして当たることもあるのです!)

これは全然分かりませんでした。
Si l’on a せ???(私の語学力では"シアワセ"から連想できたのはここまで)

"せ"って何ーーーー!!!?

しかも、当時子どもに「日本語の歌じゃないでしょ?」と聞いても、「そう歌ってるよ」の一点張り。うーん…私は聞いたことないよ、たとえ"シアワセ"ということばが出てくる歌だとしても。

ようやく歌が判明し、
とてもスッキリしました!

あの歌とことばは、
"C’est la rentrée"
だったのね…

かわいいなぁ…と、
また親バカな部分が出てきてしまいます。汗

きっとこの曲を聴いたり、思い出すたびに
私は"シアワセ"な気持ちになると思います。

思い出の1曲になりました!笑


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは、子どもの絵本や日本語書籍購入のために大切に使わせていただきます。