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躍動するエレガンス、スペイン舞踊の新しい世界へ

鬼才アントニオ・ナハーロ氏率いる舞踊団の来日公演(2024/7/5~7/7)がもうすぐです。
ナハーロ氏は、スペイン舞踊以外のジャンルでも振付や芸術監督など幅広く活躍されてます。
フィギュアスケートやアーティスティック・スイミングのスペイン代表の振付、ファッションショー、最近ではディズニー映画「ウィッシュ」でもダンスシーンを振付しています!

フィギュアスケート、ステファン・ランビエールの「ポエタ」といったら、「あーあの人!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。(生粋のフィギュアスケートファンの方ですねw )
Art on ICE 2007で来日し、ランビエールの演技冒頭でフラメンコを情熱的に踊っています。なつかしいですね!

作品「ALENTO(アレント)」は誰もが楽しめるエンターテイメント

ナハーロ氏は、2011年~2019年 スペイン国立バレエ団の芸術監督を務めていました。スタイリッシュで躍動ある振付・音楽・演出は、スペイン舞踊の新しい世界を感じ、公演を観てはワクワクしていました。2015年に初演され、世界中のスペイン舞踊ファンを虜にした「ALENTO(アレント)」を、今回ご自身の舞踊団でリニューアル上演してくれます。加えて新作「QUERENCIA(ケレンシア)」も上演されます。楽しみです!

「ALENTO」はジャズやコンテンポラリーも取り入れた新しいスタイルのスペイン舞踊です。音楽はジャズっぽく、アップテンポの演目もあったりで、現代の私たちには馴染みやすいです。
エレガントな衣装を身にまとったダンサーたちは美しく、その世界を表現しています。すべてが洗練されて美しい。


スペイン舞踊のダンサー達はすごいんです!

スペイン舞踊には様々なジャンルのダンスがあります。
「フラメンコ」もその一つ。バレエの要素を取り入れカスタネットを鳴らしながら踊る古典的な「エスクエラ・ボレーラ」、跳躍とカスタネットが特徴でスペイン東北地方の民族舞踊「ホタ」、現代の音楽で踊る「ダンサ・エスティリサーダ」など、様々です。
なにが言いたいかというと、ダンサーたちはとにかく練習する事が多いのです!(私が言うのは憚れましたが、彼らのすごさを知ってほしい、、)

バレエは必須でしょうし、フラメンコ一つとっても、身体の基礎練、足を打つ(サパテアード)練習、カスタネットの練習などなど。しかも曲が変わると拍子(12拍子の中で、アクセントが変わる)も変わります。
「ホタ」にいたっては、つねに軽くジャンプしながら踊るので、かなりハードです。(以前少し習いましたが、アキレスが腱ちぎれるかと思いました、、)
ダンスをしている人なら分かると思いますが、違うジャンルのダンスを踊ると身体を使う感覚も変わり、馴染むのに時間がかかりますよね。そういうことです。

そんな鍛え抜かれたダンサーたちが織り成す、ナハーロ氏の美しい世界をぜひ堪能してください!

アントニオ・ナハーロ舞踊団 2024年 日本公演
<東京公演>
*7/5(金) 19:00開演 「ALENTO」
*7/6(土) 13:00開演 「ALENTO」
*7/6(土) 17:00開演 「QURENCIA」
*7/7(日) 13:00開演 「QUERENCIA]
会場:渋谷さくらホール

<神奈川公演>
*7/9(火) 17:00開演 「QUERENCIA」
会場:小田原三の丸ホール

チケット:イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット



↓2019 スペイン ブランド「OTEYZA」ファッションショー
スペイン国立バレエ団の男性ダンサー達(当時)が洗礼されたファッションで踊ってます。ここで踊っている数名は今回の来日公演のメンバーにもなっています。
5'50"からナハーロ氏登場→その後に続くカスタネットの踊りと音楽は、頭から離れなくなります!


↓ステファン・ランビエール「ポエタ」で共演するナハーロ氏(Art on ICE 2007)



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