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華鳩 貴醸酒 生にごり中汲み。3年寝かせ

昨日は、小田原で買ってきたひものや練り物、富山からお歳暮で頂いたかまぼこなど、これにポテトサラダってきたら、一杯行きたくなるところ。
主人は焼酎ですが、私は焼酎が飲めないので、何か無いかなぁ…と冷蔵庫を物色。

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選んだお酒は、呉の音戸という島にある蔵、榎酒造の華鳩 貴醸酒 生にごり中汲み。3年寝かせ。
 
今でこそ、貴醸酒っていろんな蔵で造られてるんですが、貴醸酒は、日本なのに迎賓館で乾杯するのにワインっていうのは如何なものか?、ってことで、1973年に開発されたお酒で、これを日本ではじめて商品化したのが、榎酒造。
8年熟成は、IWCでチャンピオンにも輝いたことがあるお酒で、今ではすっかりおなじみの、アイスクリームにかけるってこともいち早く取り入れてました。
 
そんなわけで、この蔵にはフレッシュなものから30年近いものまで色々あるのですが、この生にごりは、出来たてだと開栓注意で、気をつけないとテーブルや床に振る舞い酒しちゃうようなお酒です。
 
ただ、3年もの。空気穴もあるし、立てて保存していないので、流石に溢れるようなことはありませんが、上澄みを口に含むとまだプチプチ感があります。
  
そして甘い!これは華鳩の貴醸酒の特徴でもあるのですが、日本酒度はー49。
なのに、不思議と食中酒としていけるというのがこの蔵の特徴。甘みはしつこいタイプじゃなく、豊かな旨味と寄り添うような酸味があって、特にこの日の練り物系とピッタリ来ます。
 
華鳩の貴醸酒は、若い頃は白ワインのよう、ここから熟成していくと、濃く深い洋酒のような味わいに成っていきます。
小さい蔵なのに、いろんなお酒を作るのが好きで、貴醸酒のオーク樽寝かせなども早い時期から作ってました。
貴醸酒以外のお酒も、今頃から無濾過生原酒シリーズが続々とでてきて、華鳩の一番楽しいシーズンに突入。
牡蠣も美味しい時期に入るし、一番いいのは地元で味わっていただくのが一番なのですが、
興味がある方は、何処かで見かけたら、試していただきたいなぁ…と思うお酒です。
(2017年12月5日)

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