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若波 純米吟醸 山田錦

クリスマスと言えば鶏料理。
23日にチキンを焼こうと思っていたけれど、お店に行ったら売り切れ。諦めてふぐ鍋にしようと、材料を揃えた所でチキン発見。
ということで、23日はチキンの丸焼き、24日は鶏鍋に。

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丸焼きの中に詰めたマッシュルームとご飯は、翌朝、リゾット風の粥に。
そして、鶏の煮凝り(蒸し焼きなのです)は、ガラからとったスープと一緒に鍋のスープに。完璧~♪

さぁ、鍋も完成!と言うところで、肝腎の鶏肉がないことに気が付くΣ( ̄□ ̄lll)
慌てて手羽先を買に行き、身離れを良くする為に一度グリルで焼いてから鍋にぶち込み、今度こそ出来上がり~♪

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と、くたびれまくって作った鍋は、野菜までくったりしてまった。
つけだれは、レモンと塩を鍋のスープで割り、柚子胡椒で。 
気を取り直して頂くのは、大分の酒友さんが牡蠣やヒオウギ貝と一緒に送ってくれた若波 純米吟醸 山田錦。
水炊きっぽいものだから、これと合わせてみようと思い開栓。

フルーティーで強めの甘み、けれどで過ぎない酸と苦みが裏で支える(ここが巧い)、バランスが良く、すっごく美味しいお酒。
舌先でシュワシュワプチプチ感じる微発泡感もステキ。
そして、鶏鍋に合う。
なにがどうしてとか、これがこうでとかは無しで、とにかく合う。
お酒単体でもうまい。鍋と一緒でもうまい。
お酒として、静かに一本芯が通っていて、でも重苦しさはなく、むしろ可憐で、旨みや存在感はあるけれど、本当に嫌味がなく、これが個性って感じさせてくれるお酒。


個性って、奇抜だったり、尖っていたり、インパクトを強くするっていう意味じゃなくって、自分らしさを積み重ねることだよなぁ…って思わせてくれるお酒でした。
本当に美味しいお酒をご馳走様でした。
そういえば、この鍋、次の日雑炊にする予定だったんですが、御汁もみんな飲み干してしまいました。
やっぱり、文句なしで、若波がしっくり来たんだろうなぁ。
(2018年12月26日)

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