雨後の月 相原社長と呉ドリームチームの会
23日の日曜日は、呉で私が参加している日本酒グループに、雨後の月の相原社長をお招きして…というより、私たちの為に相原社長が開いてくれたと言っても過言じゃない雨後の月の会。
呉って広島県内でも移動が面倒な所にあるんですよ。
なので、県内移動だけでも大変なのに、今回は、神戸、大分、静岡からも参加される方が。(ちなみに私は神奈川県民)
参加されたことがある方はご存知かと思いますが、相原社長って、お酒とイベントにストイックというのか、全力で当たられるんですよね。そんなわけで、私が参加したイベントは、いずれも期待値を超えてくるものばかり。
でも、今回は更に上を行くというのか…
蔵元さんが数組集まって合同で酒の会ってあると思うんですが、そうじゃなくって、呉の3つの人気店が1店舗に集まって、雨後の月のお料理を作る。
この会を開くにあたって、信頼がおける酒屋さんにご相談したところ、その話を聞いた呉の3つの人気店の方々が
『相原社長と雨後の月の為なら、お祭りを盛り上げようやぁ!』
と、休日返上、採算度外視で1店舗に集まってくださりお料理を作ってくれるという、呉に住んでてもあり得ない状態に。
相原社長だけでも無敵なのに神ってる状態で、限定30名の席は、一般公募されることなく、あっという間に満席となりました。
そんなわけで、参加者さんもお店やさんも雨後の月と相原社長に引き付けられて始まった雨後の月の会。
お酒は7種類。乾杯のお酒だけは、純米吟醸の山田錦と八反錦による発泡酒ってわかっているのですが、後はブラインド。一通り出したところで公開。
お料理の進行に合わせてお酒が順番に出てきて、おかわりと言えばおかわりがもらえ、私たちはわいわいがやがやと、お酒とお料理を堪能。
相原社長はその間もせっせこ、お酒を運んだりしてくださっているんですが、一番良かったのは、そんな合間にも、気さくにみなさんとお話をしてくれたり、記念撮影に応じてくれたり、蔵元さんからの一方方向という形じゃなくて、参加してくださったみなさんとたくさん接してくださった事。
多分、蔵元会に求めるのって、これですよね。
お酒は乾杯酒の他に雄町の純米大吟醸、特別純米十三夜、純米大吟醸愛山、純米吟醸Black Moon、純米吟醸ひやおろし、純米大吟醸の八反錦。
シュワシュワとミルキーな乾杯酒、最初は静かな口当たりで始まり、盃を重ねるたびに、薄氷を丁寧に重ねたの如く、程よい苦みとコクを携えた赤磐雄町の味わいが広がっていく純米大吟醸、程よい軽さの中に、フルーティーさが花開く十三夜は適度な塩加減をもつ菊柚子 いくらのしょうゆ漬けと合わせた感じが私好み、ふくよかな甘みの後から適度な辛みがあり、余韻が素敵な愛山、程よい苦みが、私の中で一番雨後の月らしい味わいと感じたBlack Moon。
6番目に出てきた、千本錦のひやおろし。私が大好きなお酒なのですが、何故か、生姜に似た辛みを感じて、千本錦と気づきませんでした。理由は不明。
ただ、しばらく時間がたったものを口に含んだら辛さのエッジが丸みを帯びていて、いつもの味わいに。
これがですね、大好物なので取っておいた前菜の無花果の胡麻和えととても合う。
そして、辛いから合わせてみようかと思っていた角煮とも、お酒との程よい甘さが同調するみたいで、これも良い。
最後は、やっぱり好きな米なんだなぁ…と感じた八反錦。そういえば、千本錦も八反錦も好きなのは広島のお米ですね。
そんなこんなで、あっという間の2時間半。
できるだけ短い文章にまとめたかったんですが、内容が濃すぎて無理でした。
最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
相原準一郎と呉ドリームチームによるスーパー雨後の月の会。本当に贅沢な時間でした!
(2016年10月23日)