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蓬莱鶴 純米大吟醸

新酒鑑評会の翌日、酒友さんと酒屋巡りをしたついでに、広島のチーズ専門店『フロマジュリー Pinot』へ。

『面白いチーズを下さい』と言って出てきたのはブラッティーナというイタリアのチーズ。モッツアレラの中に生クリームを混ぜたカード(チーズ作りの第1段階で乳に乳酸菌と酵素を加えてできる、ヨーグルト状の塊)が入っていて、ナイフを入れるとクリームが出てくるというもの。
それとハバティというデンマーク産のチーズが目に留まり、2つ合わせてお土産に買って帰ることに。
 
どちらも初めて頂くチーズで、よくわからないので、ブラッティーナは、モッツァレラから生クリーム、ハバティは野菜にあうというのをキーワードに、なんとなく合いそうなもの、イメージしたものを用意。
 
お酒は広島の蓬莱鶴の純米大吟醸。名前からなんとな~くわかるように、歴史が長い蔵ですが、広島の中心地という都会にあるビルの地下で作られているお酒。
このお酒の味わいも、雨後の月を少しシンプルというのか、ドライにした感じというと、イメージつきやすいかな。

この蔵のお酒も大好きで呑んでたのですが、生産量が多くないうえ、最近とても人気が出てきて、手に入りにくいお酒の一つ。
久しぶりに呑んだ印象は、冷酒ではありましたが、このお酒には飲酒温度が少し高めなのか?或は今年の造りなのか、前に呑んだ時の記憶の味より、膨らみがあるような感じ。
焼いたパプリカの甘み酸味としっくりくる。
 
ブラッティーナは、香草を入れたオリーブオイルやトマトと合わせてみたりしましたが、なんとなく作ってみた、焼いたじゃがいもの江田島ネーブルマーマレードの残りで作ったオレンジソース添えとが一番しっくり。
ハバテイは香ばしく焼いてズッキーニなどの焼野菜と絡めたのが良い感じで、
これが、氷を一つグラスに落としてすっきりさを増した蓬莱鶴と抜群の相性。
あっという間に飲み干してしまいました。

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パンの代わりにじゃがいもを焼いて、
残っていた江田島ネーブルマーマレードで作ったオレンジソースを添えてブラッティーナに合わせてみました。
ポテトが丁度スポンジみたいな感じで、オレンジソースの甘酸っぱさ、降りかけた塩味、チーズのクリーミーさが良い感じです。
 
今回のお料理の中では、これが一番お酒に合いました

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こちらもいろいろ試してみましたが、
焼くことで香ばしさと、このチーズが持っている塩味、旨みなどが良い感じに引き出されて、焼野菜にマッチ。
お酒にもバッチリ。

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イメージは鴨のオレンジソースの鴨がないような感じ。
食べ残しのマーマレードをお酒と少量の醤油でに立たせて、焼いただけのじゃがいもに合わせてみました

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続きは、龍勢の番外編。おそらく26BYの呑み残し。
これを常温で放っておいたのですが、ひね方が上品で良い感じで手のひらで器を包み、温めながら頂くと、チーズのコクとマッチ。 これも、ブラッティーナの焼じゃがいもオレンジソース添えとの相性が良い感じでした。
日本酒とチーズ、やっぱりいいですね。
(2016年5月29日)

蓬莱鶴 純米大吟醸
原本店の蓬莱鶴。
これは酒商山田のPBだったかな?
味わいは今どきですが、しっかり膨らんだボディーが下支えしています。懐深いお酒。


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