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華鳩純米吟醸無濾過生原酒 八反錦

牡蠣のシーズンになりました!
私が6年間暮らしていた広島県の呉市は、1月末~2月にかけて、
毎週、どこかで牡蠣祭りが行われるような場所。
そのうえ、酒蔵もたくさんあり、酒好き牡蠣好きにとってはパラダイス!
その時の習慣で、牡蠣を見れば食べたくなる、牡蠣があれば呑みたくなる。
先週、呉からお酒が届いたこともあって、今年の造りが気になる、華鳩純米吟醸無濾過生原酒 八反錦から頂くことにしました。
 
華鳩は、おそらく、6年間の呉住まいで一番呑んだお酒です。
IWCのチャンピオンをはじめ、ゴールドの常連である貴醸酒を昭和49年度から造っていて、にごり酒も広島で一番最初に作った蔵でもあります。
 
開封一番、他とは違う、なんとも心地よい華鳩らしい甘酸っぱい香りが。
 
瓶にはピッチピチと書かれていますが、以前のような弾けるようなピッチピチさや、しゅわっとか、ぷちぷちっとしたところはありません。
以前は、富山や石川のかぶら寿司に合わせると、口の中でパチンパチン弾けてたんですがね。
 
そして味わいですが、昔の華鳩は口に含むと、ぽんと花が咲いたような可憐な、何とも可愛い甘酸っぱさが特徴で、味わいも旨みを伴いぷっくりしていたんですが、膨らみは以前より控えめな印象。 
甘酸っぱさはあるのでしょうが、それよりも、酸味や苦みと結びついた辛みが印象的で、おそらく、今まで私が頂いた華鳩の中では一番、辛口の印象です。肴も、牡蠣のガーリックバター焼きも用意したのですが、メンチカツの方が合う感じ。
同じ牡蠣料理なら、牡蠣フライなのかもしれませんね。


因みに写真はガーリックバター焼きではなく、牡蠣のきのこ塩昆布ホイル焼き。こちらはひやおろしに合わせました。

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お米が八反錦ってこともあるし、造りも以前から変わっていったので、昔の華鳩が好きだった人には、少し違和感があるかも知れないし、個人的には以前の作りがなんとも恋しくなりますが、これはこれで悪くない印象。
もともとバランスが良く、べたっとしたところのない甘みで嫌みのない味わいでしたが、もう少しきりっとした感じのお酒が好みの人なら、むしろこちらの方が好みかもしれません。
 
この無濾過生原酒シリーズ、これから春にかけて何種類か出てきます。
私のお気に入りのキモトの純米は、熊本系酵母から以前の造りになって、自分の求める華鳩らしさが感じられて嬉しかったんですが、今年はどんなお酒になるんでしょう?とっても楽しみです。
(2015年12月10日)

【追記】
華鳩を呑み始めた頃は7号酵母が主だったと思うんですが、この頃は熊本系酵母に変わっていますね。
感じている違和感が、7号酵母と熊本系酵母の華鳩の違いのように思います。
振り返ると、もしかしたら造り手もそうなのかもしれませんが、
飲み手としても味わいが変わりすぎて、出口を探している過渡期のような時期でした。




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