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大典白菊 純米吟醸岡山雄町五十五、無濾過生原酒

うちに余っていた食材で、クラムチャウダー鍋でもしようかな?と思いながら、スーパーの魚売り場に行くと、ブイヤベースセットが半額に。その横には、スーパーオリジナルのブイヤベースの素が。

『いいや、これで』

と、じゃがいもを加えて煮込み、お家にあったパンとアボカドやトマトでブルスケッタ、箸休めにラフランスを切っただけという簡単ごはん。

ワインでもいいのだろうけれど、これにしっくりくるんじゃないかな?と思うお酒があったので、日本酒を。岡山の酒友さんに頂いた大典白菊 純米吟醸岡山雄町五十五、無濾過生原酒。 

これを開栓したのは2週間前。氷温で熟成していたのですが、ぷちぷち感ありあり。美味しいのだけど、元気過ぎて食事と合わせるのが難しい状態でした。
その後、常温放置。
味にまとまりが出て、雄町の微かな苦味が、良い意味でお酒に落ち着きを与えて、甘みと酸味を心地よく演出してくれています。

これが、ブイヤベースと一緒になると、スーッと自然に馴染む。

ブイヤベースの旨みはお酒の甘み、アクセントになっている心地よい酸味、そして雄町の懐深さが受け止めるっていう感じで、飽きずにず~と楽しめる感じ。

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ブルスケッタと合わせれば、お酒は微かな苦味を伴ったスィートさがエレガントで、パンの香ばしさや、アボカドの旨みがひろがります。

ラフランスともやっぱり自然に馴染み、ラフランスのフルーティーな後味が良い感じ。

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なんていうのだろう、とにかく、最初から、料理と一対で用意されていたんじゃないかな?と思いたくなるぐらい、過不足なく、自然に寄り添い合うのです。

ペアリングするとき、同調、補足、第三の味(一緒になることで、そこにない味わいや変化が生まれる)っていう3つがあるらしいのですが、第三の味を感じるエキサイティングさは魅力的だけど、楽しみながら食事をするのなら、こんな風に自然に寄り添える組合せが良いな。

元々大好きな大典白菊。このお酒も美味しく頂きました。ご馳走様でした♪
(2019年11月26日)

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