見出し画像

華鳩 Hana Colombe H29BY さわやか貴醸酒白麹仕込

あやぞう

華鳩 Hana Colombe H29BY さわやか貴醸酒白麹仕込。

このお酒を吞んだ日の少し前、雨後の月を飲みながらキャビアを食べていたのですが、あっという間にお酒が蒸発。足りなくなったため、キャビアを売っていたハンガリーのワイン(貴腐ワイン)のニュアンスに近そうなこのお酒を開栓。

結果、キャビアには雨後の月のようなお酒の方が合うなと思ったのですが、同時に、
『このお酒、フォアグラとりんごの味を呼んでる?』
って感じたので、試してみることに。

フォアグラは生のじゃなくてハンガリー産の缶詰、それだけだと何か不安だったので、ケベックのファーマーズマーケットで売られていた、フォアグラのペースト(と言っていたが、豚やいろんな調味料が入っている)も用意。

画像1

この缶詰のフォアグラは、あん肝みたいな感じで入っていて、米粉をはたいて焼いてみたところ、どうも、ボロッとするので、焼いてバルサミコソースをかけたお肉の上には少しだけ乗せて、後はまとめて器にポン。一緒に食べるためのリンゴの煮たものも。

それだけだと味に飽きるかもしれないので、ベトナムのサンドイッチのバインミーのように、スイートチリソースやパクチー、鶏肉や野菜なども揃えて、オープンサンドみたいな感じで頂くことにしました。

画像2

これが、バッチリ合う。
華鳩のほんのり熟成み、甘み、深みを出す苦味に酸味、これがりんごのキャラメリゼのようなイメージを生み出すんですが、9月に行われた広島の酒の会の時は、もう少し軽かった気がしたものの、それからしばらく寝かしたり、開栓して数日たっているからか、濃厚なフルーツ味を感じさせます。

お酒の味わいがりんごの味わいとリンクするのかな。フォアグラをソティするとき、リンゴや無花果と合わせることが多いようなのですが、お酒とフォアグラの関係もそんな感じ。お酒がフォアグラを受け止める度量もあるし、お肉のソースにもバルサミコ酢を使ってるので、違和感なくとても良く合うのです。

画像3

画像4

バインミータイプも、スイートチリソースが甘酸っぱいのもありますが、こちらも良い組み合わせ。

りんごとお肉とフォアグラの組み合わせとお酒は馴染むっていう感じでしたが、こちらはお酒の酸味が少し前に出ます。

でも、そこが、甘酸っぱさが活きた柔らかなアジアンティストには心地いいのです。

残念なことは、先日キャビアと合わせたので、お酒がすぐになくなってしまったこと、その後、ワインの新酒とか、いろいろ試したけれど、やっぱりこの組み合わせには敵わない。

あ、でも、華鳩までしっくりは来なかったけれど、硬くて若くて呑みにくいワインの新酒に、志太泉酒造の3年寝かせのラヂオ正宗をブレンドしたら、これもかなり良い相性に。

華鳩は貴醸酒のパイオニアだけど、若いものから熟成ものまでいろいろあるし、フルーツやお肉との相性もよくて、いろんな楽しみ方ができるし、華やかなシーンにも良く合うと思うので、もっと注目されると嬉しいな…と思いました。
(2019年11月28日)

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!