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寫楽 純米吟醸 愛山

昨日の肴はフランスパン。

冷蔵庫に、岩手産のムール貝があったので、クリーム日本酒蒸し。
今だったら、セロリであっさりというのも合うのでしょうが、あちこちでムール貝ばっかり食べていた中で、クリーム仕立てが一番好きなのです。
それと、SNSで砂肝のアヒージョを投稿された方がいらっしゃって、それ以来頭から離れなかったので作ってみることに。マッシュルームもしめじも家に無かったので、シイタケと一緒に。
サラダは、ムール貝の食材の使い回しにレタスとトマトを足して、後はケーゼレベレン ペッパーというチーズ。
フランスパンをソースに浸しながら頂きました。

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これに合わせるお酒の候補はいくつかあったのですが、折角なので、福島の酒友から送ってもらって間もない寫楽の愛山を。
  
このお酒、笑うしかないですね!
冷蔵庫から出したてのうちは、口に含むと、鼻に抜けそうで抜けない味わいが、口の中にふわっと戻ってきては広がる、戻ってきてはふわっと広がるを繰り返しておりました。
少しずつ温度が上がってくるとフルーティーさも広がり、甘さも広がるけれど、ピリッときてさっぱり。
日本食のように引き算ができた上で、ペースを守りながら、主張してくる印象。料理とも良く合いますが、酒器に関しては、陶器だとまろやかすぎるというのか、他の夏酒だと少し尖って感じられたガラスの器の方が、お酒が持っている酸が感じられて好みでした。
とにかく、美味しく軽く呑める。天使の羽の生えたお酒っていうのも本当に納得。
そして、フランスパンもパクパク食べられる。
ある意味、休肝日を予定していた私に対しての刺客としか思えないお酒です。

 
思えば2年前、たくさんのお酒が参加する試飲会で、会場の状態に左右されず、美味しさをちゃんと前に出せたお酒が寫楽と風の森αでした。
その時も凄いなぁ…と思いましたが、やっぱりすごいお酒でした。


(2015年7月6日)

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