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アジアンエスニックと雨後の月の十三夜

先日の晩酌で、雨後の月の十三夜と煮魚がイケるなら、これもイケけるはず!​
って思ったのが、スイートチリソースのような、甘、辛、酸。​

お酒が持つ甘露な甘み、グレープフルーツを思い起こさせるみずみずしさとすっきりさを生み出す苦味。​
揚げ海老ワンタン以外は、唐辛子の辛さを利かせていますが、低アルコールらしからぬ、コシのつよさを持つこのお酒なら!と思って、こちらは冷酒で試してみました♪​

最初に合せたのは、タイスキ(タイ風しゃぶしゃぶ)。​
市販のタイスキのたれが少し甘かったので、メキシコのハバネロソースと熟成させたライムを数滴加えました。

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メイン食材となる海老ワンタンは、甘みの心地よさと一緒に爽やかさを感じました。​
豚肉とは、お酒とお肉のそれぞれの甘さが心地よく、更にライムの皮を加えると、まるで光の三原色が重なり合ったときのように、口の中でスッと消えてゆきます。​
お酒の苦味は、豆腐と合わせても、透明感を生み出し、お酒の甘みが豆腐の味わいを豊かにして心地よいです。​
白菜などのお野菜は、じわじわ美味しかったなぁ。​
…という感じに好相性でした。​

それに味を占めて、後日合せたのが、実家で採れたザボンで作ったサラダ(なんちゃってヤムソムオー)と、揚げ海老ワンタン。​

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サラダはパクチー増し増しで揚げ海老せんべいを添えています。​
お酒のみずみずしさが炸裂。ナンプラーの塩加減はお酒の甘みと相性が良く、野菜の個性を嫌味なく引き立たせます。ザボンの苦味とお酒が重なると、お酒の何とも言えない心地よい香りが広がります。とにかく爽やかな組み合わせです。​

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揚げ海老ワンタンは、最初、スイートチリソースで頂いたのですが、お酒が自然に寄り添い、海老の風味柔らかふんわりと感じられて、とてもよく合います。​

が、思い切ってハバネロ数滴投入。​
すると、それまでの調和した世界、柔和路線をぶち壊しながら、氷川きよしが限界突破を歌ったときのように、スパイシー路線に確変。これまた楽しいっ!​

サラダと揚げワンタンを食べた日は、夫はワクチンの副作用でお酒が呑めなかったので、通常なら私も呑まない日なのですが、1人でぐびぐび飲んじゃいました。​

とにかく、どうやっても合う。 そして、お酒の甘みと苦みの存在意義を感じさせてくれる。 ​
この前の花垣と鶏鍋とごまポン酢並の気持ちよさ。​
美味しかったです。ご馳走様でした。
(2022年4月15日)

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