丹澤山　『美』

もう一度、味わいたい。
そう思わせたのは、酒友さんから頂いた生かんずり入りサーモンの塩辛。
前日、開春のH27BYと合わせた時、ふわっと立ったかんずりの風味。これをもう一度感じたい！
…ということで、昨日も日本酒で。

選んだお酒は、神奈川のお酒、川西屋酒造店の丹澤山　『美』。
家呑み用に売り出された、特別ブレンド3本セット『真　善　美』の内の1本で、令和１ＢＹ山田錦生原酒と足柄若水の2年熟成物のブレンド、これを冷酒で頂きました。
　
このお酒を選んだ理由は、サーモンの塩辛の旨み、そしてかんずりの香りを活かすために、押しつけがましさがなく、けれど、旨みを受け止める懐深さがあり、スッキリとした味わいである事。
そういう意味ではこのお酒はうってつけじゃなかったかな？と思います。
お酒が持つ、微かな熟成香も、アクセントになって良いですね。

このお酒の持つ優しい甘みが、サーモンの旨みをより引き立てます。でも、お酒の程よいすっきりさが、それをしつこくせず、あの、かんずりの良い香りをふわっと立たせます。
その他、いごねり、軽く表面を炙った馬刺し、豆腐、めんたいポテサラ、そら豆…何でも良く合います。

川西屋さんのお酒なので、燗をつけたり、開かせて楽しんでよ…って、思われるかも？とも、思ったのですが、昨日のような、少し蒸した日は、こういうお酒を気軽にするする行きたかったのです。
（2020年6月4日）