ネット住人の幼き息子によさげな性教育って何だろうと考えてみた ~後編~
想定していたよりも早かった
8歳小僧による
「精子と卵子どうやって出会うか問題」
に、あわあわした私だったけれども、
各所(夫やら先輩ママ友やら)に急ぎ確認を取り、自分なりの着地点を得た。
男児の性教育は男親のもの?
私:こういうのって
一般的にはパパが話すらしいんだけど、
うちは、どうしよっか?
夫:うーん。
小僧にはシトロンの声の方が
良く届く気がするなぁ。
僕がいきなり話したら、
なんだか委縮させてしまうかもしれないよ。
私:(わかるw)そうだよねー。
私もそう思う。
じゃあ、我が家は私がってことで。
包み隠さず話したらいいかな。
夫:任せるわ。
ただね、
小僧はたぶん、
知識としては読んで全部分かっていて、
それが本当に自分の親もそうなのか、
ってことを気にしてると思うんだよなぁ。
私:え、じゃあさ、
「その通りですやってまーす」
だとマズいんじゃない?
夫:そうなんだよ。
まだ2年生だし、
知るとショックなんじゃないかな。
私:なるほどなるほど。
その辺りを素直に伝えてみるよ。
・・・ということで、事前会議を軽く済ませる。
親子にもプライベートゾーンがある
私 :小僧、本読んだ?
小僧:うん、まぁそれなりに。
私 :じゃあ、説明することも
あんまり無いとは思うんだけど
小僧:うん
私「お母さんさ、
お父さんに赤ちゃんの素をもらったけど、
それはとっても幸せで大切な思い出だし
誰にも言わないことにしたよ」
小僧「・・・そか。わかった」
私:お母さんが買った本は、
なかなか良い本だったから、
また何か分からなくなったら読んでね。
小僧:わかったー。
拍子抜けするほど、
あっけない会話だった。
もしかすると、
小僧の頭は「?」だらけかもしれない。
私の確信に満ちた回答に、
うっかり了承してしまった可能性はある(笑)
でも、今はそれでいい。
まずは、性教育の基本。
「お母さんの心と体は、
お母さんだけの大切なもの」
たきれいさんの「性の絵本」
の受け売りだけど、
私にも、
大切にしまっておきたい思い出がある。
息子だからといって
母になんでも話してもらえるわけではない
ということを知ってもらおうと思った。
一度にすべてを伝えきることなどできない
今回のできごとで終了ではないだろう。
頭と体の成長がバラバラな小僧にとって、
ホルモンバランスの崩れる思春期は、
お互い大変な時期になるだろうと覚悟している。
性の話は
自分と周りの人を愛し、
大切に思う「心の土台」となる話だ。
対話はまだまだ続く。
いつか、大人になった小僧が、
私の「大切な思い出を秘密にしたい」
と言った気持ちを、心から理解できる
そんな相手に出会えると願って。
じっくり、一緒に歩んで行こう。
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