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季節を想う

窓を開けて掃除をする。秋だなと思う。
傷みが気に掛かっていた本を手入れした。
コートやかばんも、クローゼットから出して風を通した。
窓をよく拭く。結露の季節になるから、気をつけなければ。カーテンも洗いたい。日が短くなってしまう前に、洗濯しておきたいものは何だったかな。急かされるように部屋を見渡す。
秋の掃除が好きだ。初夏に風を入れるときとはまた違う。爽やかで乾いている。
ぴかぴかの窓から外を見る。

季節の底に向かっている。
旅のにおいがしてきた。そのための支度をしているんだね。長い旅になるのかな。計画を立てよう、「楽しい」が待っているよ。
今度こそ本当の、最後の扉を、開けられると信じる。それとも、閉めていくのかもしれないね。

他のなにもかもを拒んで、私は私だけを拒まずに生きる。
そうして初めて他のすべてを受け入れられるのだと知った。
すべての相手を許すために、私だけを拒んで生きてきた、その時間を終えよう。
終えられなくてもいいよ、怖いままでもいいよ。
そんな優しさを抱きながら。


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水彩色鉛筆(STAEDTLER KARAT, karat aquarell)
秋色を意識した絵。描いたのは9月ごろ。赤を塗りたかった。
ステッドラーの水彩色鉛筆は、ターコイズが印象的だと思う。ピンクや茶色、赤系の色と合わせた時に、良い差し色になる。水彩として使うときは少し淡いかなと思うけど、色鉛筆として使うときは重ねるのにちょうどいい。
ほかに、赤だけの絵を描いたけど、きれいな赤になったけど、赤が強すぎて使えなくなってしまった。自分のための絵でいいと思った。やさしい赤でいてほしい。
また、やさしい印象の赤を描こうと思う。


恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。