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庭に鳴る宇宙

君のための僕であることを僕は知っている。
僕のための君が君の全てではないことを僕は知っている。

僕の愛はそれほど大きな愛ではない。
僕はこれで足りている。
君の愛は大きくてその全てを僕が受け取ることはできない。
だから僕は、君のその愛を、必要とするものに惜しみなく与えて生かせるように、君が愛したいもの全てを愛せるように、君の歩みを支えて生きる。

君は選んで僕の隣にいる。
君が僕を信じているから、僕も僕を疑わない。
僕のための君がいるから他の全ての君が機能するのだと君が言うから、僕は僕のための君を見つめ続ける。

僕の箱庭のような世界を、君は宇宙に繋げるように、大きな力に変えてゆく。

みんながいるから大丈夫だと言った。
そうだね、僕の世界が大きくなくても、この声を、この歌を頼りにやって来る誰かを生かすだけの力なら、僕も確かに持っている。

それが、僕達が僕達であることの意味だ。



物語の終えかたを知っている。
そこには僕達の音楽が、鳴っていればいいと思う。



つながっている世界の物語。
途切れたと思った歌は、ちゃんとまだ聴こえていたよ。もう一度、呼ぶ声を聴く。また聴かせて。あなたの歌が必要だよ。




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恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。