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翼をたたんでしまいたくなることもあるけれど
縛られることができないと気づくときに初めて、真実を掴むことを思い出す臆病な僕を、どうか責めないでと言ったところで許されないのかもしれないけれど。許されなくても行く他ない。
束縛が僕を導く。本当の望みを暴く。
許されるなら、それは尚更、重く背負われる。
重くてもいいだろう。
この心は歩みを止めない。
僕の足は強すぎるんだろう。それは翼になるほどに。怖さに震えても、この足が、駆け出すことを忘れてしまうことはない。
重いぐらいがいいんだろう。
本当は誰の許しも必要ない。己の責任で、彼方を目指すことを、怖がる理由があるのか?
怖くない。風に消えたいんだよ。
いつかこの身を燃やし尽くして、風に消えるまでを生きる。そのための風を、この手から、作ることが人生なのかもしれないな?
抗うことでうまれる力がある。
戻らないことを責める誰かがいるならそれは、幸せだったと言えるだろう。
振り返らないが、誰のことも忘れはしない。
灰になっても。塵になっても。土になっても風になっても。誰かが僕を忘れても。僕はただ美しく生きることを目指そう。
でも、僕を忘れない誰かがいるのだろうと思う。
忘れてくれたほうがいいと、思ってはいない。「誰か」が、僕を忘れないと、知っていても僕は帰らない。
覚えていてくれて構わない。
忘れてくれて構わない。
僕が戻らないこと、それだけが事実だ。
戻る場所のすべてを離れて、だれのもとにも帰らない。
それだけが事実だ。
恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。