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夢見の悪さも個性と言える

誰かに抱きしめられたいなんて思っていない君をむりやり抱きしめたってしょうがない。
光をしっかりと抱いて、たくさんの色を煌めかせる君をまぶしく思っていたいんだよ。
掴めるはずのない煌めきに手を伸ばすぐらいなら、目を離さずにいたい。
余さず浴びていたい。
どうやって君に還元できるだろうか、なんて考えたってやっぱりしょうがない。返せるわけないんだよ。

僕は僕を抱きしめていられるだろうか?
君を抱きしめられないなら、僕は夢を抱いて死にたい愚か者なんだけど。
愚かじゃないし愚かでもいいし、死んでもいいけど死なないでよ、って君は全部言ってくれるんだよなあ。
僕の夢を、「きれいだね」って。そんなに喜んでくれるの?
死んでも生き還っても生まれ変わっても、絶対見失わないでいられるねって。そうなのかな。
いかつくてぎらぎらしてるのがかわいいんだって。
そうかなあ。かわいいのか?「かわいい」でいいのか?

それならまあ、精々ぎらついておきますか。
どうせなら巻き込めるやつ全部巻き込んで生きてやろう。

ねえ、でも約束だよ、君は君を抱きしめていることを、一時も忘れないでいてよ。一人で泣くなら僕は夢を捨てる。お願いだよ。


恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。