荒巻セントラルプラザ

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最近の記事

アクションは尊敬を生む「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」20240928

素晴らしかった。 シリーズ3作目にして遂に完成した、と思いました。 不完全な作品が完成してしまったということは終わる時なのかもれません。 ちさととまひろはもちろん最高。 いつもの仲間たちもやっぱり最高、 前田敦子たちの新キャラも殺し屋集団も最高です。 しかし、それでも池松壮亮、および冬村かえでが最高を突破した最高を叩き出してきました。 もうこの男が気になりすぎて 「もっと冬村かえでのことを教えてくれ」 「もっと!もっと冬村かえでを映せ」 という気持ちでいっぱいになります

    • 悪は楽しいよな…「凶悪」20240916

      そもそも自分が映画を見始めたきっかけは2013年頃。 ある日、先輩が「『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』というラジオ番組の映画評は面白い」という話をしてきたことです。 それから自分は「宇多丸さんの映画評を聞いてはその映画を見る」という同世代のサブカルが数多通ったであろう道を辿りました。 そんな中でも興味を惹かれていたのがこの映画「凶悪」。 なんて面白そうなんだ、と思いました。 しかしそう思うことで上がり切ったハードル。 そして作品の重さから「いや、今ではない

      • 次元を超えた先にあったのは業界の楽屋でした「デッドプール&ウルヴァリン」20240810

        私、ギターを始めた頃GREEN DAYが好きだったんですよ。 実はライブも行ったこともあって、 今は熱心なファンではないけど、聴く度に「いいバンドだな」て思うんですよ。 そんな訳で見てきました。デッドプール。 渋谷で満席の劇場。 キッズから外国の方々までいてこれは、、と思ったけどみんな一切私語なく見るグッドマナーぶり。 デッドプールが下ネタを言えば隣の外国人も大学生も僕も一緒に「ウフフ」と笑う。 素敵な空間でした。   映画としては、デッドプールの物語というより「『ウ

        • さよなら男らしさ「ローガン」20240809

          子役がとんでもない勢いで人をブッ刺すので驚きます。 ヒュー・ジャックマンのヒゲは良かった。 あれがヒュー・ジャックマンのヒーロースーツだ。 「シェーン」のセリフ詠唱からの墓標45度回転を見て「おっさん達ウットリしてんじゃねぇよ」と思いました

        アクションは尊敬を生む「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」20240928

          ふたりはキュアッキュア「CURE」20240806

          子どもの頃、サイコスリラーが流行っていた。 「羊たちの沈黙」「セブン」「ケイゾク」「多重人格探偵サイコ」「MONSTER」とか。 所謂 「壁に『おれを止めてくれ』と血で書かれている」 「イケメンがボソボソ心理学を語る」 的な作品。 自分はモロにそういう作品の洗礼を浴びた。 全力で中2だった自分にとってサイコスリラーにでてくる犯人はそれはもうとても魅力的で。 腕力では全く勝てないけど言動で相手をコントロールできるぜ かっこいいぜ 自分はそういうのなんか得意な気がするぜ と

          ふたりはキュアッキュア「CURE」20240806

          その動機なんやねん「22年目の告白 私が殺人犯です」20240804

          作品名で検索すると「22年目の告白 犯人 □□」と出てくる。 事前に見てしまった。 インターネットは怖い。 という訳でリメイク元作品「殺人の告白」を見て、あまりの衝撃に日本版はどうなっているのか気になり即視聴。 リメイク元より一味加えたオチになっていた。 やはり「殺人の告白」自体がいくらなんでも△△△△△△の小説「○○○」(大林宣彦によって映画化。中居くんが主演していた)過ぎるからだろうか。 ちゃんと考えた結果あの犯行動機になったのはわかるのだが、わかるのだが・・・

          その動機なんやねん「22年目の告白 私が殺人犯です」20240804

          △△△△△の「○○○」じゃん!「殺人の告白」20240804

          華城連続殺人事件からインスピレーションを受けている、 ということで社会派かつシリアスな作品かと思ってたら突然「ズッコケ暗殺大作戦」みたくなる。 これがある意味、一番のどんでん返しだった。 そして出てくる真犯人。 「自己顕示欲が強い」という特徴を完ぺきに髪型で表現している。 あとお笑い芸人の永野に似ていてる。 ラストには謎に小ボケを挟んだ記念写真。 どういう気持ちになれと。 凶悪犯罪を描きつつもエンタメ感を混ぜこぜにする倫理観にクラクラした。 そしてこの作品一番の衝撃な

          △△△△△の「○○○」じゃん!「殺人の告白」20240804

          あの頃のJホラーの湿度「仄暗い水の底から」20240804

          子どもの頃、ホラーが心底怖かった為見たことがなかった作品。 湿気を感じる陰影。 まさにJホラーというフィルム撮りの映像が味わい深い。 内見は大事だ。 物件選びはしっかりしよう。 この子成長すると水川あさみになるんだ、と思った。 正直「世にも奇妙な物語」でもできなそうな短編なんだけど、 当時「リング」の記録的ヒットを受け、業界の大人たちが「同じ監督、同じ原作者で作ろう!これでホームランだ!原作読んでないけど!」と作らせたら「案外小粒じゃん!」となったのではないかと想像して

          あの頃のJホラーの湿度「仄暗い水の底から」20240804

          ビックリするほどどうでもいい!「ムカデ人間3」20240727

          1、2を見てしまった。 こうなったら3も見るしかない。 と思って見た。 もう夜明けだった。 正直ところどころ飛ばして見た。 噂通り、なぜそうなったと思える3だった。 同じ監督が作ったと思えないくらい1、2、3とテイストが変わりすぎている。 突き抜けた暴力ギャグコメディー(笑えない)。 一周回って面白いんじゃないかとすら思った。 品性が突き抜けている。 なんの精神性もなく、なんの感情の揺らぎもない。 何も気にせず「うん、クソだったな」と思える映画だった。 結果、一晩にし

          ビックリするほどどうでもいい!「ムカデ人間3」20240727

          怖い裸体「ムカデ人間2」20240727

          ムカデ人間1を見た後、もうこの勢いじゃない限り一生見ることはないだろうと思って2も視聴。 これまた このシーンも知ってる! このセリフも! となった。 作品としては「本当ひどい話だな」と思いつつ「(異常な暴力を抜きにして)こういうことってありそうだな」て思ってしまった。 ハイター博士は怪人だったが、マーティンは異常な人間だった。 「ムカデ人間2」は絵空事のようで人間を描けてしまった作品なのかもしれない。 そして終盤に向かうつれ「ムカデ人間1」のようなホラーではなく、我

          怖い裸体「ムカデ人間2」20240727

          き、聞き取れるぞ!?「ムカデ人間」20240727

          公開当時、とても気になってはいたが見る勇気はなく、ネタバレサイトを見て知った気になっていた。 そして昨日、遂に目が合ってしまった。 今しかない、と思って視聴。 全て知っている! このシーンも! このセリフも! と未来から来た人のように思った。 しかしこんなに日本語が出てくる映画とは思ってなかった。 やはり映画は見てみないとわからない。 (作中、一番ヒューマニティーを感じるカツローのセリフがアドリブらしい。元々どんだけ何もない台本だったんだ) 今となっては当たり前になっ

          き、聞き取れるぞ!?「ムカデ人間」20240727

          昔のカラオケでビジュアル系を入れた時出てくる男性の服装センス「きさらぎ駅」20240726

          2周目のはっちゃけ感。 「きさらぎ駅で一本映画を作ってください」 と言われた制作陣の気持ちが出ていたと思う。 不良の若者役。 昔のカラオケでビジュアル系の曲を入れた時に出てくるような服装のセンス、そしてバタフライナイフという令和の映画にあるまじきセンスで驚いたが、90年代後半~00年代初頭にあの世界に取り込まれた設定だと思ったら納得した。 しかしだったらもっと時代設定こだわれよ、とも思った。

          昔のカラオケでビジュアル系を入れた時出てくる男性の服装センス「きさらぎ駅」20240726

          相席食堂スタイルで見たい「女神の継承」20240725

          夏だ!ホラー映画をいっぱい見るぞ!と思って視聴。 「ドキュメンタリー風でリアルな感じの奴ね」 と思って見始めたのですが、もう最初から「情熱大陸」とか「プロフェッショナル」、というか「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」に見えて来て面白く感じてしまい、「我々スタッフは○〇した」テロップが出た所で「ほんとにあった! 呪いのビデオ」の気配を感じすぎて完ぺきに面白くなってしまいました。 タイの生活習慣もわかるし、とても楽しいオカルトエンターテインメント映画でした。

          相席食堂スタイルで見たい「女神の継承」20240725

          確かにあった美しい瞬間「ルックバック」20240703

          藤本タツキの作品はひねくれていて露悪的だとは思う。 ただ一言「よかった」とは言えない、めんどくさい人間の感情の集合体のような現象を生み出す力を持っている。 でもこの映画に関してはだただ「よかった」でいいだろ、と思った。 Tシャツの襟がビシャビシャになった。 見ていて自分がバンドを始めた頃、褒めてくれた友人の顔が思い浮かんだ。 バンドをやっていた頃は「俺の音楽でいつか復讐してやる」と無駄に思っていたものだけど、漫画の「ルックバック」にはそういう物を感じた。 強大な力を持っ

          確かにあった美しい瞬間「ルックバック」20240703

          90年代初頭のキングレコードアニメか「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」20240608

          普段、連絡が来ない後輩から急に「ウマ、行きませんか」と連絡が来た。 それに対し「正直アニメとかよくわかんねぇんだよなぁ」というスタンスを取った私。 しかし行くことにした。 何故なら、かつて彼にウマ娘を勧めたのは私なのだから…。 そんな訳で見てきました劇場版ウマ娘。 情熱の継承を描いた硬派な作品。 ほぼ熱血スポ根漫画だった。 主人公のジャングルポケットをはじめ、若干90年代初頭風なキャラデザイン。 林原めぐみの主題歌でも流れるのか。と思ったが、 実際にジャングルポケットが活

          90年代初頭のキングレコードアニメか「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」20240608

          能力次第で女性も雇用「マッドマックス:フュリオサ」20240606

          「怒りのデスロード」の同人小説のような一作。 多くを語らずドライにしめた前作と違いウェットでエモ。 「ぼくの考えた最強のフュリオサ前日譚」。 相変わらずの「モーターマシーンを使ったあらゆるアクションを見せたいぞ!」という気概に感動。 乳首への思いも確かに受け取った。 最終的に暗黒の天使とかデュメンタスの結末とか、あれ?もしかしてジョージミラーって幽白好き?握手しよ!て思いました。

          能力次第で女性も雇用「マッドマックス:フュリオサ」20240606