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三日坊主日記 vol.127 『GWは映画を見よう』

いよいよGW最終日。今日は(今日も)家でゆっくりと何もせずに過ごす。


前半はちょっと残していた仕事もしたが、後半はほとんど何もしていない。いや、正しくは映画ばかり見て過ごした。但し劇場へは出かけず、配信ばかり。


最初はちょっと確認したいことがあって以前劇場で見た作品を見直したのだが、そのあとはほぼ惰性で脈絡なく未見の映画をズルズルと(という表現がピタッとくる)見ていた。


「インターステラー」「アステロイド・シティ」「犬が島」「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」「星の旅人たち」「Winny」「市子」「ブルージャイアント」「MONDAYS」どの作品も、とても楽しめた。


「インターステラー」はいうまでもなし。劇場で一回と配信で一回見ているが、今回も最後まで集中して見てしまった。日本での公開は2014年。10年を経て、地球環境の現実がどんどん映画に近づいているのが本当に恐ろしい。我々ひとりひとりに何ができるのか、もっとちゃんと考えないとね。


次の3本、「アステロイド・シティ」「犬が島」「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」は全てウェス・アンダーソン監督の作品。劇場で見損ねていた「アステロイド・シティ」を見て、欲するように未見の2本を続けてみた。この人の作品はとてもエネルギーに溢れていて創作意欲を刺激される。僕は好きだ。


「星の旅人たち(The Way)」エミリオ・エステベスが、実父マーティン・シーンを起用したロードムービー。カリフォルニアで眼科医を営むトムが、あるきっかけで聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ巡礼の旅に出ることになる。その道中での出来事を丁寧に丁寧の描いた作品。見ようによっては退屈に感じるかも知れないし、少しあざとい脚本だともとれる。しかし、僕は今回見た中では一番好きだったというか、気持ちを持っていかれた。好きというよりは、こういう映画を撮ってみたいという方が正しいのかも知れない。


「Winny」は東出昌大主演の実話を元にした作品。警察及び検察の闇に切り込んでいく所謂法廷モノ。フィクションではないんで、話を自由に作れない苦しさはあるのかも知れないけど、2時間うまく緊張感を保っていると思う。僕がこの事件のことを余り知らなかったのが幸いしたのかも。個人的には渡辺いっけいが良かった。


劇場で見たかったし、見る予定だったのに見なかった「市子」。ある知人のネタバレ投稿を読んで一気に萎えて見に行かなかった作品。映画に罪はないのに大人気ないことをしてしまった。いろんなことを非常に考えさせられる良い作品だと思う。自分には何の責任もないところで人生を翻弄されてしまったり、自分ではどうしようもない人生を生きなければならない人たち。環境問題とは全く違うが、決して見過ごしてはいけない問題だと思う。映画の枠を超えて、世間に知られるべき作品。ひとつだけ単純な疑問。どうして大阪が舞台でなければいけなかったのだろう。監督が関西出身だからか、それとも他に理由があるのか。


「ブルージャイアント」映画だけ見ると単純なストーリーだけど、コミックスを読んでないんで何とも言えない。何だか原作を想像しながら映画を見ている感じがした、不思議な映画とも言えるか。コミックスのダイジェストなんだろうか。コミックスを読んでみたいと思った。


「MONDAYS〜このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない〜」これは傑作。ほぼ全編小さな広告会社のオフィスで撮ってるんだけど、面白い。低予算でもアイデア次第で面白くできるという見本で、ちょっと嫉妬してしまう。「カメラを止めるな」的な。以下、決して否定的な意見ではなく、編集が大変だっただろうなとか、カットはどれぐらい使い回してるんだろうかとか、撮影日数とか、予算とか、色々と気になるところが多すぎた作品でもある。


そして、締めは「井上尚弥 vs ルイス・ネリ」をprime videoで。井上尚弥はどこまでいくんだろう。楽しみだ。



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