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ある職場(2022.3.5.公開)

とてもシンプルなタイトル
その分、どんな物語なのだろうと想像が膨らむ
モノクロームで描かれる人間模様

この作品は2020年の第33回東京国際映画祭の「TOKYOプレミア2020」でワールド・プレミア上映されて、満を持しての劇場公開です。

公式サイトには、
「実在したセクシャル・ハラスメント事件に基づき、その後日談として創作されたフィクション」

これだけ読むと、ハードな内容かもと想像されるかもしれません。

「シナリオは無く舞台設定だけ与えられた俳優たちが、即興に近い演技で演じているのも本作の見どころのひとつ」とあります。

そのためTIFFの時には、キャストの大勢の方が「共同脚本」で紹介されていました。
ここがほんとにポイントで、我が身や身の回りと地続きの世界観で、今作のテーマが伝わりやすい手法がとられていると思います。

「映画は観てもらってなんぼ」
これを監督・キャスト・スタッフがどれだけ意識されたかは分かりませんが、鑑賞後にとても強いものを感じた記憶があります。

舞台挨拶で舩橋淳監督が話された製作のきっかけをお聞きして、同年の東京フィルメックスで数日前に鑑賞した春本雄二郎監督の『由宇子の天秤』を想起しました。
ロングランヒット中の『由宇子』ファンの方にも、是非オススメしたいです。

『ある職場』劇場情報

まだ、ポレポレ東中野1館ですが、今日からイベントや上映後トークが目白押しです。
監督・キャスト陣はもちろん、
西川美和監督、諏訪敦彦監督の登壇もあり!

舩橋淳監督の特集上映がTHEATER GUILDで開催中です。こちらも要チェックです。

(まるゆ)

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