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バック・トゥ・マラカナン

今回は
『バック・トゥ・マラカナン』です。

2018年のホルヘ・グールビッチ監督作。

あらすじは

事業は失敗、妻に逃げられ、踏んだり蹴ったりのロベルトは40歳。
余命宣告を受けた父サミュエル、サッカーに全く興味がない無気力息子イタイ。
イスラエルに住むブラジル人移民の3人が海を越えて向かうは...ブラジルW杯!
決勝の地、マラカナンを目指して、キャンピングカーでブラジル中を駆け巡るドタバタ旅の行方はいかに!?

ブラジルへ向かったはよいが、ホテルはとれずキャンピングカーでの宿泊に。
これがロードムービーのようになって楽しい。

サッカーにより、W杯により変化していく3人の関係性。
サッカーの良い面だけでなく、時には人の人生を極端に変えてしまうという面も描いています。

そして余命宣告を受けたサミュエルは心臓の病。
ショックなことがあってはダメなんです。
ただ彼らが向かったのは2014年のブラジルW杯。
そうです。サッカー好きならあのW杯でのブラジル代表に何が起こったのかを覚えているでしょう。
はたしてどうなるのだろう?と、この家族を見守ることになりますが、そこには見事な結末が。

サミュエルが12歳の孫、イタイに語る
「そこにボールがある限り プレイし続ける」
という言葉が印象的でした。

この『バック・トゥ・マラカナン』がヨコハマ・フットボール映画祭2023で上映されます!

上映は
6/18(日) 13:50-16:00
ゲスト:カカロニすがや(お笑い芸人)

シネマ・ジャック&ベティでの追っかけ上映は
6/20(火) 20:00‐

です。
他にも面白そうなサッカー映画の上映がありますので、是非チェックしてみてください。

ヨコハマ・フットボール映画祭2023 公式サイト


ここからは完全に余談なのですが
自分がはじめて観に行ったサッカーの試合を思い出しました。
それは東京ガス(現FC東京)の天皇杯の試合で、おそらく97年の準決勝だったと思います。
場所は聖地、国立競技場。
そう、自分にとってはじめてのサッカー観戦が国立だったんですよね。
JFLのチームでありながら、Jクラブに勝ち準決勝まで駒を進めた東京ガス。
もう東京ガスの社員と家族を国立に集めまくったのです。
当時、東京ガスの社員であった父と観に行ったあの試合。
試合には負けてしまったけど、間違いなく自分のサッカー観戦の原点となる試合でした。

text by ronpe

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