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1番メンタルがやばかった時の自覚症状
はじめに
うつ病当事者である私が、自覚症状を思い出しながら綴ります。現在は服薬により落ち着いてきましたが、完全に治ったとはいえません。
この経験を書き残すことで、自発的に病院に行って相談してみようかなと思う方や、周りの人の対応に苦慮されている方の参考になれば幸いです。
ただし、医学的な知識は持ち合わせておりませんので、あくまで体験談であることをご了承ください。
体の不調
最も強く感じたのは不眠でした。寝付けなさすぎて寝ない日もありました。
便秘にもなりました。しかし、自分の体への関心が低下しており、医師から問診されてようやく気づく有様でした。
エンタメ視聴の困難さ
音楽を聞き、本を読むのが好きだったのですが、どちらもできなくなりました。
視聴者の関心を引くための演出にイライラしてしまい、見るのが辛くなり、ドラマや映画を見れなくなりました。
衣食住への関心の低下
さらに、買い物や料理、自己ケアなどの日常生活にも支障をきたすことがありました。
お洋服が選べず、ユニクロで同じ型番の服を何枚も買って凌ぎました。
スーパーで食品の買い物ができず、なんの食品がどのくらいの量必要かわからず、店舗内で怖くて立ち尽くすこともありました。
料理はもともと好きだったのですが全くできなくなり、外食中心の生活に切り替わりました。
味がよくわからなくなり、むやみに激辛を求めるようになりました。
菓子や酒などの嗜好品を過剰摂取する日もありました。
ほかにも、部屋が散らかり放題になり、風呂に入るのが面倒に感じることが増えました。
希死念慮
死ななければいけないと思ってしまったり、死んでしまうような危機が差し迫ったような感覚に陥ることが増えました。
高いところに行くと地面へ、駅や踏切に行くと線路へ、磁石のように引きつけられる錯覚を味わいました。寝起きに何かの拍子で飛び降りてしまわないか、という恐怖心との戦いで、気が休まる日がありませんでした。
対策
心の病の対策と自己ケアの重要性も忘れてはいけません。通院や適切な服薬も大切ですが、最も大切なのは諦めずに受診し、治療を受けながら生活することです。少しずつでも自分を取り戻せる感覚が得られ、生きていることへの感謝の気持ちも生まれるでしょう。
①寝逃げ
一時しのぎにはなりますが、根本解決にはつながらないため、あまりおすすめはできません。しかし一時的に辛さが増した時は、とにかく眠る。眠剤使ってでも眠る。そうしてやり過ごすことで生きることができました。
②通院
不眠を自覚した時点でメンクリへ通院を開始したのですが、あまりに診察内容が無茶苦茶でかえって悪化しました。しかし精神疾患の場合、転院が難しいという実態があります。ドクターショッピングを行って過剰に薬をもらってしまう方がいるためです。
転院を検討した時断られたことも何度かありましたが、諦めずに(←メンタルやられてる時にこの対応をするのは本当に難しいですが)受け入れてくれる病院を探しましょう。クリニックによってはすぐ診てもらえないこともありますが、緊急で診てもらうことも可能な場合がありますので、死にそうなら死にそうと伝えて診てもらうことも重要です。
私の場合、思い返せば悪化しすぎて外出が困難になってしまったこともあり、余計に受診へのハードルが上がってしまいました。
軽い症状でも生活に支障があるなら、早めの受診がおすすめです。
③適切な服薬
漢方薬よりも抗うつ剤が1番効きました。しかし時間はかかりました。
Google検索や深読みをし過ぎず、決められた量と期間を守って淡々と飲み続ける。これが最速うつ抜けルートでした。
やはり自分で違和感があっても、後から思い返すときに初めてその程度の酷さに気づくこともあるため、まずはプロである医者の言うことを信じて対応するのが重要です。ただし医者のレベルがあまりに酷く信じられない場合は、「転院するので紹介状書いてください」と言って紹介状書いてもらい、転院しましょう。
おわりに
私は今も服薬しながら生きています。時間はかかりましたが、少しずつですが自分を取り戻せている感覚が得られています。
うっかり死んだりせず、いま生きていられることに感謝です。戦いはこれからも続きますがなんとか現世に食らいついてこれからも生きたいと思います。
また、1番症状がつらかった時に転院をしたのは本当に無駄な苦労でした。精神科医療の水準が上がり、医師の自己満足だけの環境は淘汰され、きちんと治療をしてくれる病院が増えることを心から望みます。今つらい人にはなかなか難しいかもしれませんが、転院という選択肢があることを知ってもらい、1人でも多くの方が健康を取り戻せることを望みます。
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