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そもそも品質工学 第140話 1信号の動特性

何を言っているんだ?って思った人もいるでしょう。
動特性の計算には、普通は信号因子の水準は3つと相場が決まっています。

そこに対して、1つでいいのか?
それって、静特性って言わないのか?

まぁまぁ、とりあえず話を聞いてくださいよ…(^^;

ということです。
1信号の動特性ってのがまだ話に出てなかった時代、再現性が得られなかったとき、よく信号因子ごとに望目特性で計算してました。

これで計算すると、要因効果図が信号因子の水準数だけ書けます。
それを並べると、これがなかなか面白い。

信号因子の値の変化に伴って、要因効果図の傾向や、変化の大きさが変わってくるのです。

なので、現象解明にはとても役に立ちます。
しかし、安定した条件を見つけるとなると、結局は3つの要因効果図を足した傾向に従うことに。

現象解明ができても、最適化できるかどうかなんて関係ないってことです。

そして時代は流れて、田口先生が1信号の動特性って言いだしたんです。
誤差因子がしっかりとれていて、信号水準で傾向が変わらない、そして信号因子にたいして線形成があるような場合は、信号因子は3水準なくてもいいと。

例えば、シミュレーション実験とかですね。シミュレーターが線形性があるならば、3水準は不要ですよね。わかっているという前提ですね。

さて、いよいよレンズそのものの評価ですね。
はたしてどう測るのか?どう評価するのか?

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