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【ネタバレなし】ヲタクがアニメにぶん殴られた話 マクロス編〜彼女たちの歌を聴けェ!!〜

お久しぶりです。今回から親しみを込めて、この後の文章を口語体にしてみたいと思います。馴染まなかったらやめます。

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本題に入る前に。
自分はnoteを、基本的にハマった作品への情熱をぶつけ、あわよくば他の人に興味を持ってくれないかという備忘録兼プレゼン的な役割で使っている。

例えば映画であれば、上映期間を逃すとよっぽどの作品でない限り、もう二度と映画館で観ることはできない。

その作品に集中することしかできない環境、絶妙に調整された音響、大迫力の超美彩映像…どれもこれも限られた期間でしか味わうことのできない体験。子どもの頃は「映画高えな」と思ってたけど、ラーメンを2杯我慢すればこんな体験をさせてもらえるなら、安いもんだと今なら思う。

ふとした出会いを果たした作品をサブスクサービスやDVDで観た時「映画館で観たかった…」など思ったこと経験はないだろうか。私は毎回思っている。

そんな、旬を逃してほしくない、後悔してほしくないという、ある種の老婆心的な思い(と、一緒に死んでくれという思い)と情熱を親指に注ぎ、スマホから執筆している単なるおせっかいおじさんの戯言がこのnoteである。

そんなわけでお付き合いいただきたい。

さて、ようやくここで本題に戻そう。
今回のプレゼンはタイトルにある通り『マクロス』。理由は簡単、

今劇場でやっている『マクロスΔ(デルタ) 絶対LIVE!!!!!!!』がとにかく面白い!!

マクロスシリーズは僭越ながら、最新作の『マクロスΔ』と、その前作『マクロスF(フロンティア)』しか視聴していないが、「ロボット+歌」という作品のコンセプトがどちらもメインテーマとして上手く作品に練り込まれており、この2作品は、ロボット要素は主人公がパイロットとして、歌要素はヒロインが歌手としてそれぞれ担っている。

大雑把にいうとロボットと歌を通したボーイミーツガールがマクロスFとマクロスΔである。

また、シリーズの世界観は年表のように繋がっており、旧作は新作におけるレジェンド的な立ち位置にある。また登場人物も前作の子孫だったりと、全てを楽しむなら、全タイトルを時系列順に観ていく必要があるが、今回は的を絞って紹介しようと思う。(なにせ、自分が2作しか観ていないし。)

今劇場でやっているのは『マクロスΔ』の完全新作であり、同時上映で『マクロスF』のその後を描いた短編『マクロスF 時の迷宮』も観ることができる。この2作品を履修してから劇場に駆け込むことを強くお勧めする。
というよりΔの前にFの上映があるので、強制的にFのネタバレを喰らうことになる。
Fは名作なのでこんな形でネタバレするのはあまりにも勿体無い。なので、Δを観るにあたってFを観なきゃ全くわからない、なんてことはないが、是非とも両作とも観て欲しい。(Δの設定にFの要素が結構絡んでくるしね。)

しかしながら、2作品合わせると50話以上。「そんな時間今から作れないよ…」という君は、

興味があるなら映画3本観て劇場版観に行ってくれ。

みんな「マクロス」と聞いてなんとな〜く、今まで私がつらつらと書いてきたことは認識しているだろう。ロボットもので歌が流れて〜っていう前情報で興味が出たなら、それで十分。興味がある時点でそれを大切にすべきだと思う。

「でも興味って言うけど自分に合う作品かわかんないし〜」という君はこの記事を最後まで読んでほしい。

劇場版は、

「劇場版マクロスF イツワリノウタヒメ」
「劇場版マクロスF サヨナラノツバサ」
「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」

の3作。どれも2時間程度。配信サービスはU-NEXT、Hulu、アマプラのレンタルで取扱いがある。

この劇場版、基本的にアニメ版の総集編だが、特筆すべきは、総集編にするにあたってかなり作品のキャラ設定や展開にも変更点があるところ。(そのため、公式では「再構築」という表現を使っている。)物語の根幹に関わる部分の描写が変わっていたり、展開が結構変わっている。

劇場版履修でもついていけると言った最大の理由は、「『マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!!・マクロスF 時の迷宮』は劇場版準拠でその後の世界が描かれている」から。

マクロスΔの劇場版を観ていなかったので、アニメ版を観ていても「……?あ、劇場版ではそうなってるのね」となったシーンがいくつかある。

もちろん、キャラクター一人一人の描写はアニメ版の方が丁寧に描かれているため、思い入れや愛を大切にしたい人はアニメ版も履修してから、映画を観てほしいが、何しろ北海道では公開一ヶ月が経ち、もう劇場版が一日一回しか放映されないのである。我々に残された猶予はないのである。それであれば、例え比較的インスタントな履修でも概要を知った上で是非劇場で作品を浴びてほしい。

以上で「よし、観に行こう!」となった人は今すぐブラウザバックをしてサブスクサービスに登録するか、TSUTAYAやゲオに駆け込んで映画を観てほしい。ここからは作品の魅力を書くので、ここで興味が湧いたならこんな記事見なくても伝わるはず。さぁ行け。

さて、まだ見ている人がいるかはわからないが、ここからは用心深いヲタクのために筆を走らせるとしよう。なお、ここでいう『マクロス』とは『マクロスF』および『マクロスΔ』なので「マクロス7に当てはまんねーよハゲ!」という叱責等がもしあれば、ご寛容いただきたい。

魅力①
迫力の戦闘シーン

マクロスの戦闘はVF(ヴァリアブル・ファイター)という可変戦闘機を用いたものがメインで、戦闘機形態と人型ロボット形態、その中間の3種類に変形する。この変形により戦況が目まぐるしく変化していくため見ていて全く飽きない。
また、戦闘機形態で繰り広げられるいわゆるドッグファイトは、スピード感満載で何よりめちゃくちゃカッコいい。
マクロスFは『ヴァジュラ』と呼ばれる未知の生命体と、Δは対立国家のウィンダミア軍との闘いがメインとなり、ドッグファイトの側面はΔのほうが強い。
作品を追うごとにCG技術は向上していくため、新しければ新しいほど先頭はド派手になっていくので、最新の戦闘を是非劇場で浴びてほしい。(Fも10年以上前の作品とは思えないくらいすごい。)

魅力②
アニソンとして有名すぎる
高クオリティの楽曲の数々

歴戦のヲタクならわかるでしょう。

カラオケやアニソン特番で散々聴いたであろう「ライオン」や「星間飛行」をはじめとして、耳に残るフレーズとメロディラインの楽曲ばかり。
また、Fのメインキャラのシェリル・ノームとΔの絶対的歌姫の美雲・ギンヌメールというキャラはCVとは別に楽曲時はアーティストがCVを担当することからも歌がどれだけこの作品において比重が大きいかがわかる。

そのほか、Fだけでも「ノーザンクロス」、「ダイヤモンドクレバス」などなど……一作品だけで打線が組める。

Δはユニットとして「ワルキューレ」がいることからも、歌の要素がFより強く、曲数も多い。ほぼ毎話新曲が出る。どうなっとんねん。

曲ばっかりは好みなので、気に入った曲があれば、それがスクリーンで聴けるってだけでもいく価値があると個人的には思う。

劇場版で流れる曲でおすすめなのは
「唇の凍傷」、「ワルキューレはあきらめない」あたり。流れるシーンも印象的なので是非。

個人的に好きな曲はΔで言えば
「僕らの戦場」、「AXIA」、「absolute 5」あたりは是非聴いてみてほしい。

魅力③
作品に秘められたテーマ
「どう生きるか」

マクロスΔの大きなテーマとして「自分の生き方」というものが軸になっている。
主人公のハヤテは、アニメ版初期では、所謂フリーターとして、バイトを受けてはやめるを繰り返してやることが見つけられない青年として役どころがスタートする。そこで、ヒロインであるフレイアとの出会いをきっかけに、彼は「自分の生き方」を見つけていく。
フレイアも、アイドルを目指して故郷を抜け出し、さまざまな人との出会いを経て成長し、「彼女の生き方」を見つけていく。
ハヤテにとってはボーイミーツガール、フレイアにとってはシンデレラストーリー……そんな物語が、マクロスΔである。

他の登場人物も、迷いや悩みを抱えながら、自分の生きる道を見つけていくなかで、この劇場版において、それらの「どう生きていくのか」の答えが明かされていくことになる。

アニメ版を観て、彼らの生き方に魅力を感じた人は、劇場版に是非足を運んでほしい。

最後に

振り返っても月並みなプレゼンしかできない感受性と語彙力を許してほしい。
一言で言えば、少しでも気になるなら観て欲しい、それに尽きる。
この記事を覗いてくれたということは少しでも興味があって、最後に背中を一押ししてほしいという想いがあることを信じ、この記事がそれの一助になれば幸いだ。

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