神は細部に宿る

先日1/14に、「紅の豚」を放送していて、観入ってしまった。
観ていて、傑作だなぁ!改めて宮崎駿監督はすごいなぁ!と、改めて思いました。

何度観ても面白いストーリー、出てくるキャラクターが魅力的、表現の妙、声優さんの配役、もお、いろんなものが絶妙だなと!
その中でも、今回鑑賞していて思ったのが、細かな描写でした。

冒頭にポルコが依頼を受けてアジトから出て行く際、真紅の飛行艇が舵を切って穴を抜けて行く時に、プロペラの風で浜辺のパラソルが飛ばされて、チェアが倒れるのですよね。
当たり前の描写なんですけど、細かいなあと。

フィオ乗せて秘密警察から逃れて飛び立ったあとに、海上でフィオがポルコに振り返って話しかけるシーン。
スコープに小さなフィオが同じように話しかけているのです。
それも、何気ない当たり前の描写なんです。
でも、すごく細く、しっかり描写しているなぁと、思ったのです。

セル画で全てのカットがアニメーターさんの手で書き込まれているのです。
手間ひまかかる。
でも、妥協しないクオリティ。
何気ない、ある意味では当たり前なシーンが、安心感と質の高さを支えているなあと感じたのでした。

ボクも、ものづくりに関わる者として、当たり前だったり細かかったりするところにも、しっかり気を配っていかなければと思いました。

宮崎駿監督、やっぱりすごいんだなぁ!

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