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地テシ:331 2023年前半の散歩! 初夏篇

劇団☆新感線「天號星」東京公演に追加席(抽選)の販売が決定いたしました!

ごく僅かの席数だと思われますが、既に手に入りづらくなっております公演の追加席が販売されるそうですので、もし気になる方がいらっしゃいましたらばチェックしてみて下さいませ。


さて、前回はこの2023年1月2月の散歩の一部をご紹介しましたね。別に誰に強要されているワケでもないのに、趣味の散歩をまとめてしまいました。ああそうさ。こうやって写真を見返して書いておかないと、どこに散歩に行ったのか忘れてしまうからまとめているのさ。備忘録なのさ。

「ミナト町純情オセロ」が終わって「嵐になるまで待って」の稽古が始まるまでの5月6月は比較的ヒマな日々でして、しかも季候も良く散歩日和とくりゃあ、そりゃもうここぞとばかりに散歩に出掛けておりました。
もちろん散歩が趣味の私ですから楽しみとしての散歩ではありましたが、舞台をやっていない期間にはどうしても運動不足になってしまうので、運動としての散歩でもあります。しかもかなりのハイペースの歩速で。高速散歩は私の唯一の健康法です。
とはいえ気になるモノを見つけてしまうと途端に立ち止まってしまうのですけれども。立ち止まって写真を撮ってしまうのですけれども。その辺りをゆっくりじっくりウロウロと歩いてしまうのですけれども。健康法なんて知ったこっちゃありません。

そんな5月6月の散歩しまくりの日々からかなり抜粋しての駆け足でのご紹介の散歩なのにの駆け足の。


東京には江戸時代初期に開削された「玉川上水」という人工の上水路がありまして、多摩川の羽村取水口から四谷まで約43kmの長さがあります。しかもその標高差は約92mですから、1km進んで2mしか下がれません。つまり100mで20cm、10mで2cm、1mで2mmしか下がれないのですから実に精度の高い工事だったことが判ります。
その流路は現在でも(暗渠になっている所もあるけど)ほぼそのまま残っておりまして、流れに沿って歩くことができます。東京に引っ越してきてから玉川上水が好きになった私は色々と調べたり実際に歩いてみたりしておりまして、小金井公園あたりから下流は開渠・暗渠部分ともほぼ走破しております。
この5月にはJR三鷹駅から京王井の頭線富士見ヶ丘駅あたりの開渠を歩いてみました。

三鷹駅デッキから見た南東方向。中央のこんもりした部分に上水が流れています

JR三鷹駅から南東方向に進んで井の頭公園を突っ切って、牟礼神明社の横を通って東八道路に挟まれます。そして中央高速道とぶつかる浅間橋あたりで玉川上水は地下に潜って暗渠となります。

北西の三鷹方面を見ています。ここまでが川の状態で、背中方向は暗渠です

走破したといっても小金井公園から四谷までは約22km。つまりまだ半分です。いつかは羽村から小金井公園までの部分も歩いてみたいモノです。

今回歩いた範囲。三鷹駅(右端)から浅間橋(左端)まで


その二日後には中野駅から豊島園駅までを散歩していました。何のためかって? そりゃこの初夏に大ヒットした映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を4DXで見るためにさ!

ユナイテッド・シネマとしまえんにて観劇

そりゃもう大興奮さ! 4DXといえば座席が動いたり水が掛かったりする体感型の映画体験がウリです。この映画も見せ場の連続だったからほぼずっと座席が揺れていたさ! そりゃもう大満足さ!


その数日後には日本橋の高島屋に行っていました。写真家である大山顕さんが監修した「モールの想像力」展を見るためにね。

ホントに小さな展示室なんだけど内容は濃いのよ

つい先日、半年に及ぶ展示が終了したばかりのこの小さな展覧会は、ショッピングモールの文化的意義を様々な方向から捉えた企画でして実に面白かったです。膨大なテキストと様々な資料でモールの存在意義を肯定的に分析した企画展でした。
この展示が行われた「高島屋資料館TOKYO」は昭和8年築の髙島屋日本橋店にあります。当然ながらその建物も素敵でして、百貨店建築の代表として重要文化財にも指定されています。

風格とか伝統とか重厚とか歴史とか、なんかそんな佇まい

そして店内の至る所に髙島屋のマスコットであるローズちゃんの愛くるしい姿が見つけられます。

色んな服装、表情のローズちゃんがいましたよ

髙島屋といえばこのキャラクターでしょう。丸っこいフォルムが愛らしいよね。


日本橋から銀座方面に歩きまして、東銀座駅辺りで見つけた不思議なビル。

これが一つのビルなんですよ

昭和5年頃に建てられたといわれている「改造社ビル」です。一階の左側には改造図書出版販売が、右側には日高屋が入っていますが、見ての通りビルの右と左で改修の跡が違うんですよね。まるで二つの異なるビルのようですが、一つのビルなんです。どうしてこうなったのかは判りませんが、内部がどうなっているかは気になりますよね。


6月になるとまた渋谷に行っています。渋谷駅から明治通りに沿って恵比寿駅方面に行った東交番前交差点にある「ときわ堂薬局」さん。佐藤製薬のマスコットである「サトちゃん」がたくさんいるコトで有名でして、近くを通るとつい観に行ってしまうのです。

サトちゃんが五体くらいいます。五体? 五人? 五頭?

ただ、店の裏手に回ってみるとサトちゃんの変わり果てた姿が。

ディストピアもののゲーム画面っぽい

まあ、ぬいぐるみですからねえ。屋外に出しちゃダメですよねえ。


今度は渋谷から南青山に向かってみましょう。南青山の長者丸辺りを散歩していた時にたまたま見つけた「船光稲荷神社」さん。

社務所と町内会所が合体した建物もありました

住宅街にある小さいながらもしっかりとした社です。稲荷神社ですから狛犬の代わりに狛狐が向かい合っていて、一応阿形吽形の形式を取っています。ただ、ちょっと面白いなと思ったのが、向かって右側の神狐の足元に子ギツネがいたんですよ。

守るように抱えているのが可愛らしい

狛狐が宝珠を抱えていたり鍵を咥えていたりというのは見たコトがありますが、子ギツネがいるってのは割と珍しいんじゃないでしょうか。とても可愛らしいので印象的でした。


ああ、つらつらと書いているウチにまた長くなってしまいました。本当はこの5月6月には渋谷とつつじヶ丘を繋ぐ「滝坂道」という古道を歩いてとても面白かったのですが、それを書き始めるとまた長くなっちゃうのでまたいつか。それじゃ、また。

渋谷道玄坂上交番横の滝坂道分岐点