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マーケティングの認識をそろえるメリットとは?

私は、かれこれ10年近くマーケティング実務に関わっていますが、
『マーケティング』という言葉の意味を定義出来てない事が多くコミュニケーションが難しくなることが多いため、下記に概念をまとめていきます。

マーケティングの定義

まず、アメリカマーケティング協会によると、『マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・流通・交換するための活動、一連の制度、過程である。』

また、著名な言葉では、詳しい言葉はさておきニュアンスは、

・コトラーさん(近代マーケティングの父)
マーケティングは、消費者、顧客、パートナー、および社会全体にとって価値のを届ける一連のプロセスである。

ドラッガーさん(マネジメントの著者)
マーケティングの狙いは、顧客というものをよく知って理解し、製品が顧客にぴったりと合って、ひとりでに売れてしまうようにすること。

・マーケティング界の大巨匠セオドア・レビットさん
マーケティングとは、顧客の創造である


つまるところ、マーケターの仕事は、経営のプロセス全体をデザインし仕組みとして売れ続ける状態を作る事であります。

広告、調査、PR、ブランド、販促、セールスといった機能の話ではなくて、全体最適の考えをもってプロデュースするのがマーケターです。


マーケティングの認識をそろえる

その為、各部署での言語認識が違うとコミュニケーションに齟齬が生まれやすく、マーケティングの概念だけでなく、「PR」や「ブランディング」など細かい言葉の定義や役割を整理し、共通認識をもって仕事ができるとマーケティングチームとしては強力です。

また、マーケティングの4Pというよく使うフォーマットがあります。マーケターが大きく見ている構成要素として理解してもらえると整理がカンタンです。

『Product(製品・商品)、Price(価格)、Promotion(プロモー ション)、Place(流通)』。

これらを、企業の業務に分解すると事業戦略(販売戦略)、製品開発、物流、広告、CRMなど一連の活動が含まれてるわけです。

部署に分断されている会社が多いかと思いますが、企業全体で価値を生み出しているという認識があると、他部署との調整もうまく行くことが多いなと感じています。みんなでマーケティングしているのだという認識を持ち、顧客と向かい合いビジネスを成長させていけるといいですね。

今回は、価値連鎖すべてのプロセスを改善し、売れ続ける仕組を作る事がマーケターの仕事ですよって事をお伝えしました!


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