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ブランドって何?ブランディングって何?

ブランドがないと認識すらされない

では、現代社会において、ブランドとはどんな役割を果たすでしょうか。
たとへば、牛乳をコンビニに買いに行ったとして、何のラベルもパッケージに何も書いてないも白い液体が値段だけついて置いてあったとしましょう。

あなたはこれを買うことができますでしょうか?

おそらく、多くの人がこれを買う事が出来ないはずです。なぜでしょうか?
それは、単純に識別出来ない為です。認識できない=存在していないのと同じです。これでは、折角お客様が欲しいものを買いに来たとしても、手に取ってもらえる事すらできないのです。

これがブランドにおける識別する事の価値になります。

ブランドが定着すると選ばれやすい

では、精肉コーナーに来て、ウィンナーを買おうと考えたとします。
「おいしいウィンナー」「ジューシーなウィンナー」「○○エッセン」と並んでたとします。

何となく聞いた事あるしTVCMなどで見たこともある。品質が保障されていそうな感覚があるのは ○○ エッセンですよね。名前を見るだけでジューシーなウィンナーを食べてる素敵な食卓がイメージが出来ますよね。これがブランドの持つ力です。

○○エッセンという「識別記号」に対してTVCMなどで作られた、イメージ「知覚価値」がつながる状態が顧客の頭の中に出来ていると、ブランドは定着し、選ばれやすくなるのです。

ブランドはどうやって強くなる?

では、皆さんのようなマーケティングに携わる方はどのようにして、ブランドを強くしたらいいのでしょうか?

ブランドはCMで見たとき、口コミで聞いて、店頭で特売されていたのを見て、などありとあらゆる接点で認識します。

こういった顧客との接点を戦略的に創造し、届けたいブランドの体験を定義しデザインやパッケージ、広告やPRを仕掛けていく事が非常に重要になってきます。

その為に最も重要になってくるのが、メッセージの一貫性です。
ブランドコンセプトともいいます。つまりは、ブランドが誰に何をどのように届ける存在なのかという存在意義を明文化したものです。

これを、あらゆるCMや店頭のPOP、店員の案内、商品の品質などに一貫して落とし込んで行くことでブランドは育まれ強くなっていきます。難しい言葉でいうと、”ブランドアクティベーション”という考え方をもとに徹底的に事業を行うということです。

では、逆に絶対にやってはいけない事はなんでしょう。それは、メッセージがバラついてしまうことです。TVCMでは、高級でジューシーなウィンナーと言っていた。店頭で見てみたらパッケージには激安という安さを売りにしてる。味も脂身がなくヘルシーでさっぱりした食感だとしたらどうでしょう。信憑性のない商品ですよね。

更に、加えて、味にばらつきがあったりしたら、購買しにくいし、どれが本当の味なのか分からず記憶に残せません。高級でジューシーなウィンナーといえば○○エッセンというつながりが作れないのです。

強いブランドが出来ていれば、ソーセージといえば○○エッセンみたいに、購買の意思決定において、思い出してもらえるので選ばれる商品になるわけです。
皆さんもブランドコンセプトを明確にし一貫したメッセージと体験を提供し続けてみてはいかがでしょうか。

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