見出し画像

誘いと断りについて

誘われたら断らない男こと万次郎です。今年も残り少なくなって参りましたが、改めましてよろしくお願いします。
京都人の「行けたら行く」は行かないの意、とされているそうですが私は行きます。誘われているうちが華というか、誘われなくなる事を一番恐れている。はみご(はみ出しっ子、呼ばれない人)にされるのは悲しい。

昔一度だけ、アポ無し飲み会当日深夜に呼ばれたものの、ひとり高熱で死んでいた時、流石に断ったけど、それ以降誘われる事がなくなったグループがあり、大変悲しかった。そのグループにとって自分はその程度の存在だったのか、などと言うつもりではないけども、ノリだけで関係性を保っているパリピ陽キャ集団に所属するのは限界だっただけ、という事ととして受け入れた。受け入れたって大袈裟な。一つの群れに属さない一匹狼みたいな格好いいものだったらまだ良いけど、ただハミゴにされただけというお話でした。短い間でしたがクソお世話になりました。

彼らは男子校と女子校のいわゆる一軍的な者同士の出会い集団で、無関係な自分が何故そんな所へ迷い込んだのかと言うと、それがいまだに解明されていない。友達の紹介で知り合った女性にホイホイ付いて行ったら場違いな飲み会でした、みたいな。ギャルとヤンキーばかりだったけどノリを合わせたら気に入られた的なラッキー伝説の幕開けという感じ。文章にしてみたら何一つわからなかった。そう何一つ。

見た目はヤンチャそうで中身もとてもヤンチャだったけど、喋ると良い奴らばかりで苦労話を朝まで聞いたりドライブに行ったり、でもお金があんまり無いから飲み会はたまに、しかも派手にやったり。優しいリーダー的存在のタクちゃんなんかは、カラオケで誰かがエアロスミスのmiss a thingを歌った時にTシャツの裾で涙を拭いて泣き出したので、それを見た皆が驚いていたら、映画アルマゲドンを思い出して泣いちゃった…って言うもんだから爆笑したし「可愛い~」と彼女さんもホレボレといった具合でした。元気にしてるかな。




さて、このような魅力的なパリピ達に成り損なった万次郎は、次なる群れでは絶対に断らないぞ、と心に強く誓います。タイミング次第で行けないという事は往々にしてあるのは仕方がないにしても、運が悪いからしょうがないというだけでもないように思えてきました。いわゆる、チャンスの神様は前髪ぱっつんオンザ眉、という格言がある(?)のを元に、見逃し三振をしないよう心掛けました。

1,いつなんどき誰の挑戦でも受ける為、常に体調万全で待つ。スケジュールも徹底管理。
2,自分自身の酒量を知るため、信頼できる人と一緒に限界まで飲んでみる。長期間飲まないと飲みたくなくなるので、なるべく少しでも飲む。
3,一度ウケたネタや見知った面白い話を携帯電話等にメモし、話題のニュースもフワッと知っておき、脳の引き出しからすぐ出せるように飲み会の一週間ぐらい前からイメージトレーニングをする。
と言った事をライフワークにする、です。


いつなんどき誰の挑戦でも受ける

リメンバーあんときの気持ち

これは元プロレスラーのアントニオ猪木の名言。ボクシングの世界チャンピオンも挑戦を断れないそう。で、私は一体なにを目指しているんだ?と思いつつ、まぁ男なら誰しもが憧れる、最強ってやつかな、等とわけのわからない事を言ってみる。
誰にも負けないという強い気持ち、強い愛。そして酒を飲むとすぐに寝てしまうという悲しい現実。軽い気持ち、重い罪…。よくないですね…本当に。まぁ寝るために飲んでいると言っても過言ではないので、結果的には飲み過ぎを抑制出来ているのではなかろうか?健康を心配する声もチラホラあるけど、毎日飲む親を見て育ってきたので多分大丈夫だと思いたい。でももし最愛の人に止められたら辞めたい。

限界飲酒

die go law(下戸まっしぐら)

昔は本当にお金が全くなかった(むしろマイナスだった)ので、お酒を買うお金というものがなく、やせ細っていた。金はないけど筋肉なら作れるやろ、という寸法で今よりも筋トレをして健康的細マッチョ道を目指していた。しかし仕事の飲み会が増えるにつれてストレスで酒の量も増え…みたいな闇の感じはあるものの、人とのつながりも増え、お酒を嗜む事も増えたため、新しい種類のお酒にもチャレンジしてみたい欲も増えた。

しかし相変わらずお金はないため、吟味した結果、味よりもコスパばかり求めるようになった。最終的にペットボトル大五郎に手を出した時には「流石にヤバイな…」と思ったので、もう少し味と時間を楽しもうね、と思った次第。それはそう。
まぁ酒の壁なんて破らないに越したことはないし、果たして自分の限界飲酒量を知る必要があるのか、と言った議論は、あまり聞いた事がないのだけれども、なんかその時は限界突破して壁を超えたかったのです。多分、もちろん、女性がらみで。

女性と飲みに行って寝てしまうというやらかし、一度や二度ではないのですね、この悲しみをどうすりゃ良いの。救いようのない馬鹿でした。寝ないために色々試してみたけど無理だった。超えられないから壁なんだなぁ(みつを)

ただ、寝ない日もあるため、全く原因がわからないまま時は流れて今に至る。もうお酒は懲り懲りだよ。もし最愛の人に止められたら辞めたい。

イメージトレーニング


キャンディーのつかみ取り大会は開催しません

これに関しては普通の人がSNS見たり、テレビやラジオや新聞でニュース見たぐらいの一般的な事です。色んな事にアンテナを張っているつもりでも、意外と興味が薄い話題は時間の無駄として取り込みにくいものです。深くは知らないけど、見たことある、聞いたことある、ぐらいの知識にしておくと、それに関して物凄く詳しい人と話をした時にめちゃくちゃ盛り上がる時がある。相手は専門家、こちらは生徒という構図は、教えたい欲vs知識欲&仲良くなれるチャンスでWin-Win。全く興味がないけどもオーバーリアクション気味に相槌を打って聞いていると全部喋ってくださるため、調べる手間も省けて一石二鳥といった感じになるはず。そういう流れにしたいな、と脳内トレーニングをして、こう言われたらこう切り返したいからそのように仕向けるには~等。今回うまくいかなかったとしても、次回は使えるかも、とか。
まぁ核心が得られず本当に眠くなる時もあるけど…(そのせいか?)

あとは相手の話中に自分の話をしたくなるのをグッとこらえてウケ狙いに徹するんだけども、それもやり過ぎるのがよくないのかもしれない。
これも自己顕示の一種であろうか?笑いを取りたい欲が勝つので困ったものである。

某芸人さんが「お笑い芸人はクスリをやらない」という理由として、笑いを取るのが脳に一番快楽物質が出るから、と言っていた。わかるような気がする。隙あらばウケたい。笑ってる時が一番楽しいに決まってる。

小学生の頃に「あれ?全然モテないな、じゃあウケは取れるしそっちにしよう」と気づいてしまったせいかも。どちらにしろ受け身の精神には変わりない。


とまぁ長々と誘われて断らない理由を書いてしまったけども、じゃあ何故自分から誘わないのか?というのが、単純に「断られたら嫌だから」である。誘った時に断られたら悲しいよね…だから僕は断らない。でも誘えない…断られるのが怖いから。
これが自己流で学んだ誘いと断りについて、私が悟った人生の理。

今後は勇気を出して誘ってみたいし、Noと言える日本人にもなっていきたい。もしも最愛の人が居れば、という矛盾。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?