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韓国の性犯罪、「N番部屋」「博士部屋」②

こんにちは、たおです。思ったより多くの方が「N番部屋」についての記事を読んでくださっていて、日本にいる方達も関心があるのだな、とびっくりしています。

そして、今回は、私が以前あげた内容に加えて、以前の記事から今までの間に新しくわかったこと、韓国人たちの動きについて、私の知っている限りでお伝えできたらいいな、と思っています。

まず、韓国では「N番部屋」の一連の事件の中でも、特に悪質であった「博士部屋」の犯人が3月24日、逮捕されました。

犯人の名前は조주빈(チョジュビン)、年齢は25歳です。詳しい情報はまだ明かされておらず、3月24日(今日)、身上審査委員会にて審議が行われるようです。(犯人についての個人情報を明かすために、韓国はどうやらこのステップが必要なみたいです)

この身上審査委員会とは?
弁護士、精神科医、教授など外部の専門家4名と警察3名が参加、犯罪行為の深刻性、国民の知る権利などを考慮し、身分を公開するか否かを多数決で決める委員会(上の記事を簡単に訳しています)

もし、この委員会で身分の公開が決定された場合、今回の事件が性犯罪での身分公開の「最初の事例」になるそうです。

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現在韓国ではこのN番部屋の容疑者の身分の公開とフォトライン(重罪の場合、メディアが押し寄せて秩序がなくなる恐れがあるため、取材する貴社の数制限と、取材できなかったメディアへ情報などの譲歩をするための規則)を立てろ、という署名がなされていて、現在252万人以上の人が署名をしています。

国民は、運営者だけでなく、N番部屋に入会した会員たちの身分も公開しろと要求していて、チョグク法務大臣も、それは「法的には可能である」とコメントしています。

まだ、会員であった人たちの公開についてはわかりませんが、インスタグラムではハッシュタグを利用したデモ活動が行われています。

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しかし、このタグを使うことでも今問題が起きています。

このタグを使ってストーリーや写真を投稿すると、N番部屋に関わっていた人たちが申告して、投稿したものが削除されるという事態も起きています。

だから、あえてタグをつけずに投稿する人たちも多く、実際は今の投稿数よりずっと多くの人たちが今回の「N番部屋」に関する投稿をしていると推測されます。

最後に、もしよかったら、先ほどの署名活動に参加していただけないでしょうか。

次の記事で、犯人の手口について投稿していた人の翻訳をのせる予定ですが、これは決して隣の国の話で終わるものではないと考えています。

日本でも十分起こりうることが、韓国で先に問題になった、と考える方が正しい。

だから、韓国がこの事件に対して真摯に対応し、性犯罪に関する法律について再考する、ということは、日本での性犯罪について日本人も再考するきっかけになると思うのです。

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