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LOVE PSYCHEDELICO 20th Anniversary Tour2021 Live in 福岡

2021年5月23日 福岡市民会館大ホール

楽曲の一つひとつにオーディエンスみんなが同じ動きをする。これが僕にはものすごく気持ち悪い。あ、気持ち悪いはいい過ぎか。時にはアーティストから促されることもあるしね。

日本人の民族性なんだろうか?なんかこう、しっくりこないというか、居心地が悪いなぁ。

さてと。

5年ぶりに福岡市民会館にやって来た。あの日(2016年1月)は佐野元春 & The Coyote Bandであの日もアニヴァーサリーライヴだった。

LOVE PSYCHEDELICOも2020年にデヴューから20周年を迎え、本来ならそのアニヴァーサリーライヴは2020年、一年前に開催されるはずだった。

がしかし。誰もが予想打にもしないヴァイラス禍。例外なく、そのアニヴァーサリーライヴも延期を余儀なくされ、そして今日を迎える。

延期になったことで参加できることになったが、一年前ならそれも叶わなかった。

誤解を招く言い方で、それを恐れずいうなら、そういう面ではこのヴァイラス禍の恩恵を受けたことにもなる。

会場着。入場したのは開演時刻の15分前で席に着くとほどなく開演前のアナウンスが流れる。今日の公演には収録が入っているそうだ。場内に流れるはストーンズからのディラン。

こりゃ上がるわ。

そして定刻から5分押しで客電が落ちて、デヴュー曲から祝祭の始まりだ。

前回はKumiとNaokiの2人だけのアコースティックライヴトゥワーで、


今回は2017年以来の久しぶりのバンドでのライヴ。Naokiのギターからはじまるこのデヴュー曲。いきなりもう泣かすか?って感じになったが、もうね、音がいい。前回アコースティックライヴから導入された特注の、特製スピーカーのおかげもあるだろう。

その特注スピーカー。カスタムスピーカーがゆえに毎回チューニングが必要で、チューニングはNaokiが担当。そのチューニングのために他のメンバーよりも早く会場入りするため、単独行動で朝6時くらい起きで新幹線移動だったそうだが、見事に寝過ごして気づいたら熊本だったそうだ(笑)。

その時点で連絡くれたら待ち合わせていっしょに福岡行ったのに。水臭いぞ、Naokiくん(笑)

6年前、初の熊本ライヴの前夜、握手して二言三言言葉交わしたから、Naokiはもう友達です(笑)。

LOVE PSYCHEDELICOバンド、前回バンド観た時から編成がメンバーの半数が入れ代わり。僕的には、まあ、“新生LOVE PSYCHEDELICO“ってことになる。

まあ、前回アニヴァーサリーライヴはドラムスが高橋幸宏さんで言わば特別編成。今回はより通常営業だな。

ギターが深沼くんに代わったことでもたらされるサウンドの変化。それがとても楽しみだった。他のバンドでは時にはリードを取ったりすることもあるが、このバンドにはNaokiがいることで、もっぱら控え、サブに徹している。当たり前っちゃあ、当たり前なんだけど僕からしたら、

どうしたの?おとなしいじゃん!

って感じ?コーラスワークも控えめな気がする(笑)。

そうは言え、そこはやっぱり深沼くんは深沼くんだった。

(オイ、もっと具体的に言えよ!)

好きなギタリストが2人揃い踏み。もう贅沢ですわ。立ち位置的には、The Coyote Bandでもバンドメイトである高桑カーリーさんの横でこれもまた新鮮。

20年の集大成。当然代表曲の数々も披露されるが、個人的には、えっ、この曲も?的な嬉しさ。

おりしも梅雨時期で曲名にちなんだわけでもないだろうけど、七色の虹のように変化するライティングもよかったなあ。あ、レインボーとつく曲ではありません。

頭とラスト、そして途中もっかい(もう一回)。もうワタシ、半泣きです。

アンコール。いつもならここで恒例のNaokiさんショッピングのコーナー(笑)。今回は終演後の物販はなしとのことで、なし。

ちなみに、いつもは物販スルーなんだけど、ファンクラブと会場限定なので、今回は先の1月に行われた『Live The Greated Hits』のDVD買いました。


アンコール1曲目、イントロのライン今の今までずっとギターって思ってたけど実はキーボードでしたの“Standing Bird“ 

テデテー テレレ テデテー テレレ〜♪

の部分ね。(書き言葉での再現は困難だ)

バンドメンバー、スタッフ、この日来てくれた人、そして来れなかった人みんなにありがとうとKumiが告げ、もう1曲で終演。

途中2回、コールアンドレスポンスの様相でKumiがオーディエンスにマイクを向ける場面があった。もちろん、それはなしということは重々承知の上でもついやってしまったんだろう。それは性なのだろうし、それだけライヴができる喜びなんだと思う。

君が嬉しかった夜
僕も嬉しかった♪

それ違うアーティストの曲の捩りだし、

すぐそうやってオマエ、揶揄するだろ?!
(リキさんか!!)

Naokiの好きなプロレス関係も入れとく(笑)

もうね、Kumiダンスがね、かわいいんだ(笑)

で、今さらながら思ってしまったこと。Naokiのあの衣装は誰をイメージしてる?ハットがなければキースっぽくも思えるんだが。

今度聞いてみよーっと。
(いつだよ?!)

ちなみに、客出しの時はU2でした!


※カバーアートはReal Sound リアルサウンドより

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