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朝陽を待つ人


生憎の天気だ
そんなこと知っていた

肌感覚と嗅覚で
感じとっていた

耳障りなモスキート音
増幅される感情

逢いたくても君は遠く
悲しい話に溢れた世界

五月晴れというらしい
つかの間の空にも
また訪れる

降り続くのは雨

ただ待つしかない

朝陽もまた遠く雲の影


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