毎日5時間以上の努力を5年間以上続けた社会人の挑戦。
この記事では
「普通のサラリーマンが何者かになろうと挑戦した話」
を共有する。
自分を検体にした実体験談である。
後輩を始め、先輩も知人もめちゃくちゃ自分の成長を楽しんでいる。
是非とも、サラリーマンの方には読んで欲しい!元気が出るはずだ!!(つまらない仕事が少しは楽しくなるかも!)
また「目標があるけど挫折しそうだ」という人にも読んで欲しい記事である。読み切った後には「何らかのヒント」を掴める内容になっているぞ!
では、どんな体験談かというと、5つのキーワードで構成される。
「挑戦」
「努力」
「足かせ」
「恩返し」
「仲間」
ジャンプ漫画で重要視されるようなキーワードが並んでいるが、自分の体験においても鍵となった。
これらは王道だけど、やっぱり大切なことだった。
■ はじめに
「キナリ杯って知ってる?挑戦する?」
5月半ば、こんな連絡が知人から入った。
正直なことを言う。
参加する気がなかった。理由は単純。
自分は文系大学を卒業していないし、作家の仕事を経験したこともないし、ましてや賞を得た経験もないから。
「ライバルが強すぎる」
「入賞は無理」
「だから参加しない」
と自分は、友人に即答した。
だが、日が経つにつれて、この「キナリ杯」といった企画の本質は違うところにある事に徐々に気が付いていく。
■ 「#キナリ杯」の記事を沢山読んでいる自分がいた
普段、あまりnoteの記事を読まない。
単純に、noteで読書する習慣がなかったからだ。
そんな自分であったが、仕事の休憩時間にちょこちょこと、キナリ杯記事を読んでいたのである。
トータル1000本以上の記事を読んだと思う。
「賞金を取れるか、取れないか」
という狭い観点でしか物事を見ていない自分を恥じた。
今年の4月1日から会社を辞めてフリーで仕事するようになってから「税金」「生活費」といったお金に注意を払っていたので、ピントがズレてしまっていたのかもしれない。
大事なのはお金じゃない。
信頼、繋がり、価値提供こそが大事。
これらを意識していれば、自ずと生活はできるようになることを学んだばかりだというのに・・・。
文字だろうが、動画だろうが、誰かが「役立った!ありがとう!」「明日から行動を変えてみるわ!」となれば、必ず自分を助けに来てくれるものだ。
今はそういう時代だ。
ちょっと面白いので、自分の食材調達ルートを一つ紹介しておく。
■ オタクの先輩
会社の先輩なのだが、自分はこの先輩がぬいぐるみのようなので好きだ。
昔からこの先輩には、無料で勉強を教えている。
ちょくちょくLINEで「勉強教えてちょ」と来る。
その先輩はオタクだ。
ふっくらした体型。
その先輩はコミケ等のグッズ、タペストリー、枕カバー、フィギュア、大人の本、サイン色紙を
私の自宅に何故か大量に送りつけてくる。(のちに確認したら喜ぶと思っていたらしい)
これらのアイテムを欲しがる人が身の周りには沢山いた。
自分は使わないので、そのアイテムを譲ってあげることにした。
知人たちはめちゃくちゃ喜んでくれた。
そして、その知人たちは季節になると、実家から送られてきた「キャベツ」「米」「果物」を自分に分けてくれるようになった。
人間は野菜炒め、米、焼肉のたれさえあれば、だいぶ生きながらえることができる。
ちなみに、4月の食費は5千円以下だった。
また、食材以外にも「シーズンごとのアニメ評論をまとめたノート」をメールで送ってくれる知人もできた。
そのため、自分は最新のアニメ情報を把握できている。
※ハルヒシリーズ、化け物語シリーズから始まり、へやキャン△までは大体把握している。ばったり会った時に「評論見た?」「・・いや、見てない」となってしまっては気まずくて精神ダメージを受けかねない
さらに、資格勉強を教えてくれる知人もできた。
自分は次の転職先を既に決めてあるのだが、特定の資格を取ることを要求されている。
たまたま詳しい知人がいたので、使わなくなった参考書をもらった上に試験で出題されるポイントも詳細に教えてもらうことができた。
Twitter上で個人授業をお願いしたら、数万円はかかるだろう。
長々と綴ったが、何が言いたいのかというと
「世の中に価値を提供すると、誰かが生きやすくなる。」
「自分が困った時に助けてもらえる。」
そして、人との繋がりが増していくほど
「単純に日々の楽しさが増す」
ということ。
社会人生活を10年以上経験してきたが、「人生の豊かさや幸せと人間関係は密接に関係がある」と断言できる。
これらは著名人の本に書かれていたりもするのだが、実際に挑戦して得た経験からようやく飲み込めたことでもある。
■ 何の為にやるのかを考えすぎるな
「自分が困った時に助けてもらえる」だけを切り取って、「結局、自分の為だけに行動するのかよ」と言われてしまうと、非常に残念だ。
的は得ているけども。
もし、たった一人しか存在しないレスポンスのない世界で生きていたとしたら、人間は恐らく行動や挑戦をしなくなってしまう。
人は、何らかの理由がないと動かない生き物だと個人的には思う。
それが相手からの感謝、笑顔、食料、お金という形式が違うだけで。
大人になると、ここを打算的に考えてしまう傾向にある。(メリットデメリットを全て数値化するという仕事や職場もあるから仕方がないとは思うが。)
自分の例で言うと
「キャベツや米以上をくれないなら、勉強は教えないよ!」といった感じになってしまうと、恐らくどんどん仕事は減っていってしまうだろう。
最初は難しいかもしれないが、この癖というか特性を解除してみるといい。面白い出会いや発見が必ずあるぞ。
戦略とは、別に備えておくと良いスキルだ。最近、手に入れた。
自分は関係が深まった方には打算せずに、役立つ情報を猛烈に提供するようにしている。
また、頼まれてもいないのにその方の頑張っているモノを伝える活動もしている。(今月はブロガーのお客さんを見つけてくるのを頑張って、売上100万円以上を提供できた)
こんな感じで頑張っていると、不思議とそのお返しは膨大になって返ってくるのだ。
意外な仕事を持ってきてくれたりする。
ちょっと格好つけた言葉で表現すると
「結果はあくまで副産物」だという感覚を持っておくことで、色々な挑戦がしやすくなるし、余計に上手くいくことが増える。
■ やっぱり「キナリ杯」に出よ!
「#キナリ杯」でnote検索をしたおかげで、良い作品に沢山出会うことができた。
涙した作品もあるくらいだ。
この作品なんて凄いよね。(夜に読むと泣けるから見ちゃダメだよ)
こんな人の感情を動かすような作品は自分には作れない。
ただ、自分には自分の良さがあるとは思っている。それは
「行動力」「継続力」「熱意」
である。
自分は約2年間運営してきた勉強サイトがあるのだが、そこで死にそうになりながら勉強記事をほぼ毎日配信し続けている。
記事配信がギリギリになってしまい、風呂に入らずに出勤したこともある。
桜庭さんの配信を機に勉強を継続できています!
その結果、こんなコメントを貰えた。
だから今も頑張っている。
ヒーヒー言いながら育児をしていて
パッと思ったのが
キナリ杯に出て参加することで、自分の記事が理系(電気系)以外の人の目に触れる!
もしかしたら、記事を読んだ人の背中を後押しできるかもしれない!足取りが重くなっちゃっている人を手助けができるかもしれない!!
こんな事を考えていたら、ワクワクしてきたのだ。
こうして、自分はキナリ杯に参加したのである。
勿論、その軽くなった足取りで「キャベツ」「米」「果物」といった恩返しを持ってきてくれる人が現れたら最高!というゲスい感情がないわけでもない。
人間だもんね。
その分、全力で恩返しはする!
■ 「桜庭の努力を世の中に見せつけてやれ!たぶん面白いよ!」
「やっぱ、キナリ杯に参加するわ!」と知人に電話をした。
夜中の1時を過ぎていた。
自分は凄く燃えていた。
「フリーで仕事をしてー!」「18時間仕事やりてー!!!」と燃えに燃えていた3月ぐらいの熱量で電話をした。
「・・・お、おう」
みたいな返事で、友人は自分を応援してくれた。
しばらく連絡は来なかったのだが、一通のLINEが入った。
お前の努力を記事に配信してみたら面白いかもね!お前ぐらいバカみたいに努力している奴、あまりいないよ!
「バカみたいに」が微妙ではあったものの、それは面白いアイディアだなと思った。
ということで、本題に入っていく。
■ 自分は「挑戦する人間」
まずは自己紹介からしておく。
・氏名:桜庭裕介
・優れた学歴もないただの大学卒
・運よく有名大企業に入社
・月100時間残業を達成
※2020年2月、夜中2時まで残業をし、少し寝て人間ドックに行き、発覚し問題になる
・頑張って退社
【成し遂げた成果】
①資格取得
②転職で好待遇の条件を掴む
③雑誌連載を掴む
④教科書出版を掴む
⑤電子書籍の仕事を掴む
自分の努力量を公開しておく。
もし、目標が達成できないという人は参考にして頂ければと思う。
※勿論、もっと凄い人は沢山いる。だが、自分はコレだけでも十分凄い事を成し遂げたと感じている。
■ 毎日5時間勉強を5年以上欠かさない
成功の秘訣はコレだ。
多くの著名人を観察していると、大抵というか全員、膨大な時間を投入している。
それこそ、今努力していることを本業にしてしまうような人たちは、1日15時間ぐらい没頭している。
※ちなみに写真はこれまで活用してきた電験とTOEICの勉強資料だ。第二作業場所(納戸)に保管してある書物。一部のレギュラーメンバーは出張中で不在。
自分はブラック労働環境で苦しんできた人間なのだが、何とかして難関資格を保有することができた。
もし、勉強ではなく、ポケモン(黄)に時間投入していたら大変なことになっていたと思う。
レベル100のポケモンが151匹確実にいただろうし、波乗りピカチュウも手に入れていた可能性が極めて高い。
テレビ番組「ポケん家」で中川翔子さんの隣に座れていた可能性があったかもしれない。
固い話ばかりだとつまらないので冗談を入れたのだが、5年前の話をしよう。
自分はある国家資格(電験1種)の4科目同時合格という偉業を成し遂げた。
会社で事件になるほどの盛り上がりを見せたのが
この体験を記事に書いたら、Googleオススメ記事、スマートニュースに取り上げてもらうことができた。
一方で睡眠時間が4時間を切る日が連続していたので、頭皮クリニックに行くほどのダメージも負ったのだが。
ただこの体験が病みつきとなり、もう年数を数えてはいないのだけれども、少なくても5年以上は毎日5時間以上の勉強をしている。
今は勉強が仕事になってしまってはいるが。
■ 飲み会の日も勉強する
これだけは自慢できるのだが、自分はサラリーマン時代、飲み会があろうがなんだろうが絶対に早朝&寝る前の勉強(作業)をしてきた。
歯を磨かずに寝ることはあったが、勉強せずに寝たことがなかった。
きたねぇな。というコメントはなしね。
優先順位で言うと
①睡眠、生理現象
②出勤時間
③勉強
④食事
といった感じだ。
これは絶対に変えないようにしていた。(②と③が入れ替わることがあったことは大変申し訳ないと思っている。
※①のうち、トイレがとても邪魔だったので、どうにかならんものか・・と検討したが、ここは正規のルートで済ませる結論にした。妻にしばかれかねん。)
■ 努力が生み出した結果
そんな継続のおかげもあって、2年ぐらいしてから結果が出始めた。
ただの凡人であった自分が「今の自分」を見たら、驚くと思う。
①資格を取っている
②会社を辞めることができた
③転職で好待遇の条件を掴む
④雑誌連載を掴む
⑤教科書出版を掴む
⑥電子書籍の仕事を掴む
赤点を取って土曜日に再テストを受けていた高専時代の自分にこれだけ成果が出たぞ!と言ったら
「頭、おかしくなったのか?」
と言われて終わりだろう。
結果が出たのは先輩後輩のおかげでも勿論あるのだが、自分の努力のおかげも少しはあるだろう。
仕事で怒られる日があろうと、自分だけ残業100時間だろうと、夜中2時まで仕事させられてちょっと寝て人間ドックに行った日だろうと(おかげで検便に苦戦してしまった)
努力だけは止めなかった。
何とか時間を確保して5時間以上の勉強を欠かさなかった。
この努力は自分をかなり強く味方してくれた。
発する言葉さえも強めてくれた。
■ 継続が信頼に変わる日
Twitterや運営サイトでひたすら頑張ってきたのだが
雑誌連載や教科書出版は「NOTE」がきっかけだった。
出版社と繋がることができたのは、このプラットフォームだった。
意外と見落としがちなんだけど
「1年目の毎日5時間以上の努力」も「5年以上経った今の毎日5時間以上の努力」も同じなのに
1年目、2年目はそこまで評価されないの。
でもね、3年ぐらいが経つとね、応援してくれる人が増えてくるんだ。
この年月は人それぞれ個人差があるのがツラいところだけど。
応援してくれる人が増えると、口コミが増えてきて、また応援してくれる人が増える。
情報が届くまでには時間がかかるというのもあるが、積み上げてきたモノの大きさに感動する人も一定数は必ずいる。
努力の継続が信頼を担保してくれるということも経験から学んだ。
自分の実体験はまさに「努力は誰かが見ているという良い一例」と言えるだろう。
もし、あなたの掲げた目標がちょっとぼやけてしまっているようだったら、もう一度思い出してみよう。
自分も次の目標を立てて、頑張るから一緒に歩んでいこう!
■ まとめ
この記事を通して伝えたかったことは
「成功」の為には「挑戦」が必要であり、その「挑戦」の為には「足かせ(手に入るモノを知ってから動く)」を外してやる必要があり、「足かせ」が外せたら「努力」を継続しよう!
ということだ。
凡人の自分ですらできたことだから、今、目標があるけど頑張る気になれんな・・・挫折しそうだな・・・と思う人はちょっと自分を振り返ってみて欲しい。
参考までに実際の体験談をまとめた記事を掲載しておく。
こいつに負けないぞ!ぐらいの感覚で頑張ってもらえれば、成功確率は格段に上がるはずだ。応援するぞ!!
キナリ杯に参加している事自体すら、「人を惹きつける文章を書く」という自分の課題への挑戦だったりもする。(余談だが、場に飛び込むだけで経験値が手に入ることも知っておいて欲しい。)
この記事が誰かのモチベーション向上に繋がることを願っている!!
もし、力になったのであれば「❤」を頂けると嬉しい。今日も頑張れる!!!自分もまたあなたと繋がることもできる!!!!
※ちなみに、キナリ杯を機にまた一つ大きな挑戦をすることにした。「日記的な場があって欲しい」という声を以前頂いていたので、新しいマガジンを立ち上げることにしたのだ。
キナリ杯を開催して下さった岸田奈美さんには感謝である。
あとがき
本日、このキナリ杯は最終日となったが、自分の挑戦もまた「現在進行形」だった。
電子書籍の仕事が好転しつつあるのだ。
前の職場だけでなく、知り合いを経由してとある企業の職場に「紙媒体」として置かせて欲しいという話を頂いた。
自分の電子書籍を紙で欲しいという吉報!
一時期、18禁の漫画家をも目指していた自分の体験談をまとめた本が役立つという判断をしてくれている人がいる。
※18禁の漫画家も立派なお仕事であるし、最終的にはそこの仕事も頑張るつもりだ。
世の中に「やる気を生み出す」活動を今後もしていこうと思う!!
頂いたサポートは困っている誰かに使わせて頂いております。下さった気持ちは自分が貰うので、できる限りお返しに参ります!!