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ゆっくり生きてみる。行動一つひとつを大切にしたら思わぬ発見が【Levi Strauss】

お疲れ様です。

桜庭です。

人生初の両目の結膜炎が酷く、あまり前が見えなくて、なかなか仕事が進まない状況ですが

仕事が一つ終えたので、得たことを書き留めたいと思う。

ふと考えさせられた問

「毎朝、靴ひもを結び直すこともなく、靴をすぐ履いて家を飛び出していませんか??」

いつも聞くラジオから、こんな問を投げられた。

「自分は時間を作る為に全力を尽くしている。だから数秒が惜しい」

という気持ちがふと浮かんだ。

これが自分のスタイルだ!と言い、いつもなら聴くのをやめてしまうが、今日は黙って聞くことにした。

何故なら、いきなり有名なジーンズメーカーの話が出てきたからである。

リーヴァイ・ストラウス氏の話

アメリカ人の企業家であり、ジーンズの世界的メーカーの創業者である。

「リーバイス」のジーンズを作った人

という紹介があったものの、リーバイスは知っているが、リーヴァイ・ストラウス氏の本名は知らなかった。(無知で大変恐縮です)


ただ、リーバイス誕生の話は知っていた。(テレビ等でも紹介されているので有名である)

リーバイス誕生の話

「ストラウス氏は、貧乏青年だった。カリフォルニアで金が出たという話を聞き、手持ちの持ち物を売ってカリフォルニアの港町まで行った。そして、金を掘る炭鉱の人の作業服(オーバーオール)を販売し、商売繁盛した」

簡潔にまとめると、こういう事である。

「・・ああ、成功者の話ね。」

今、自分はやる事があるので、成功とか勝利とかに興味なかった。

ただ、話がどう繋がるのかがよく分からなかったので惹かれた。


普通、金山を目指して、カリフォルニアに来たのであれば、一目散にでも金山に入るだろう。夜だろうが構わず、金を取りにいくのが普通の人だろう。

当時、多くの人が金山に押しかけてきている事実がそれを物語っている。

ストラウス氏は「せっかく来たから」と街を散歩した

金山を目指して、沢山の人がいる環境の中で散歩をする。

その散歩の末

金山で作業をする人が沢山いる街に不足しているのは「丈夫な作業服だ」という結論に至っているのである。


「散歩」については、諸説あるだろうが

散歩の説を信じるとした場合、ストラウス氏の「観察力」が鋭い事は間違いない。


観察力というより

「人の役に立つ為には??」という視点が素晴らしいと思う。

そして、その気付きを得ることができた「散歩」という余裕こそが、ストラウス氏の凄さとも言える。

日常において、私たちは結構急いでいる

この指摘をラジオから受けた時

「うっ」

となった。心当たりが多すぎて、反論ができなくなった。

車を運転している自分
仕事をしている自分
本を読んでいる自分
家族と話をしている自分
買い物を済ませている自分

前の職場のときは「時間がない」と焦り、コピー機の前でバタバタしていたことも覚えている。

そもそも、担当していた仕事は1分1秒を争うものではない。社会から見れば、別に明日やっても良いモノだったりした。

少なくとも、自分は毎日意味なく、焦ることのない所で沢山焦って行動していることに気が付いた。

焦りは集中力の欠損に繋がる

言葉にすると、とても当たり前の話だ。

複雑な計算問題を解く事を考えてみると、バタバタして焦って解いて良い結果を出せる人はかなり少ないだろう。

きちんと座って集中しながら解く方が、良い結果を出せる。


振返って考えてみると、焦っていた自分は質と効率を落として仕事していたように思える。

ゆっくりと行動するだけで人は多くの気付きを得る

急いでいる人間は大事な事を見落としてしまう。

自分は電気の勉強を主に扱っているが、これらの事は勉強にすら通ずる部分があると思う。

自分は早速、日常に取り入れて、ゆっくりと行動してみた。

自分なりの沢山の気付き

リーヴァイ・ストラウス氏のような世界を変えるような気付きではないが、個人的には大きな変化を起こすことができた。

当然、仕事の方は時間をかけているので質は上がった。

仕事以外のあまり目に見えて判断しにくい部分に変化が起きた事が嬉しい発見だった。

まず一つ目の発見としては

「近所の人と仲良くなったこと」

普段、急いで歩く自分には話かける人などいなかった。

だが、歩みをゆっくりとしたことで、周りをよく見渡せるようになり、さらには、挨拶をも丁寧に行えるようになった。

特に、高齢者と通学の子供たちと目を合わせて話をすることも増えた。仲良くさせてもらっている内に、お菓子をもらうことも増えたのである。


さらに、二つ目としては

車の運転にもゆとりが生まれた

続いて、三つ目としては

運転にゆとりが生まれたことで、歩行者にも他の車にも感謝の気持ちを持つことができるようになった

である。

他にも、慢性渋滞に対して、イライラすることがなくなり、周囲を見渡し、景色を楽しむことができるようになった。よくよく見ていると、毎日微妙に変化している。

「嫌いな渋滞時の運転」「好きな音楽を聴きながらドライブする」に変えることができたのである。

一日のうち、楽しいと思える時間をどれだけ増やせるか

これがかなり重要だと、最近はつくづく思う。

ストレスが少ない日々を過ごす人は、とにかく幸せそうに笑って生きている。

せっかく生きるのであれば、楽しい方がいい。


【余談】ゆっくり生きるの功名

「安全運転」は実は人間関係にも良い影響を与えていた。

妻のお父さんの知り合いがよく朝、道路を渡るそうなのだが

「彼(桜庭)、危険な運転をしてなく、道路を渡る際には停まってくれる」

ということを言ってくれていた。


人間関係が良好だと、経験上、関係は広がっていく。

妻のお父さん世代は、定年退職後に新しい仕事をしている人が多く、様々な形で仕事で関わらせてもらう事がある。

「紹介」という形で、仕事が舞い込んでくることがある。

家庭教師も然りだ。

※地域にもよるだろうが、「庭師」という職業が業者だと高い金額を請求されるので「個人にお願いする」という文化が自分の住む地域にはある。庭師をやる上で人柄が悪ければ、仕事が個人伝いに舞い込むことは絶対にない。特別な看板がなくとも、自分の庭で技術を上げて、市の庭師の手伝いに参加したりして、実績を積み、仕事として成立させている人を知っている。

意外と世の中は狭くて、通勤のような限られた道を通る場合には、時間のある人たちからはよく見られているので注意した方がいい。

頂いたサポートは困っている誰かに使わせて頂いております。下さった気持ちは自分が貰うので、できる限りお返しに参ります!!