わたしとあなたとぼくときみ

私からみたわたしはもういない

貴方からみたわたしはどうですか

春夏秋冬

1年なんかあっという間に過ぎていく

10年も20年も

昨日のわたしはいたはず

明日のわたしはまだいない

昨日のあなたはいますし

明日のあなたはいるでしょう

ボクやワタシの世界にはボクもワタシも存在しない

あなたやきみの世界には存在するらしい

それはいつのわたしでいつのボク

いつものようにってなんだろう

当たり前や普通ってなんだろう

あなたやきみがみてるわたしやぼくは
本当にわたしやボクですか

何かのレンズ越しからのそれじゃなくて

キミやアナタはいて欲しい

この先願わくば一生

じゃないとわたしやぼくすら説明できなくなる

みんなみんなエゴイスト

そんな世界で生きてねって

お願いは厚かましかったり

図々しい身勝手自分勝手
なのかな

人はいつかいなくなる

2度死ぬと言うが2度目の死に方が先にきた場合

やっぱりわたしやぼくは存在してない

あなたやきみの中だけにいて

金魚みたいに泳ぎ続けてるんでしょう

あなたやきみがいなくなったら
金魚もわたしもボクも溺れちゃうんだろうな

漂うことも出来ずに

だから
わたしとあなたとぼくときみは
セットなんだよ

歪んだ世の中では溺れやすい

はぐれないようにしっかりと手を繋いで少しもう少しだけでも泳げたら

綺麗な音色が迎えに来てくれるはず

大きな汽笛と共に

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