「ラストワンマイル」を担っているプライドを持とう

「ラストワンマイル」という言葉を御存知でしょうか。

ラストワンマイルとは、元々は通信業界に用いられていた言葉で「生活者や企業に対し、通信接続を提供する最後の区間」を意味していた。現在は、物流、交通業界において多く用いられ、「顧客にモノ・サービスが到達する最後の接点」を指す。

上記リンク先より引用

上記の通り主にビジネスの文脈で使われる用語ですが、これって教育にも通じるんじゃん!?と最近考えました。

キラキラ実践がSNSを席巻し、教育について語ってバズらせる素性のよくわからないアカウントが雨後の筍のように現れるここ数年。文部科学省をはじめとした教育行政や大学教授などの研究者と教育現場の間の温度差も、どんどん広がっているように感じています。

でも、いくらキラキラ実践がSNSでバズろうとも、役所が何か通知を出しても、大学教授がもっともらしいことを言っても、教育においてラストワンマイルを担っているのは子供の前に立っている我々。その日の天気、学級内の人間関係、休み時間のドッチボールの結果、給食メニュー(笑)等々数え上げればキリがないほどの要因が影響しあって、子供たちの様子はいつも違いますよね。それを現場で肌で感じながら、我々は日々子供たちと向き合っているわけです。

それって実は本当に凄いことなんだよ、と。繰り返しになってしまいますが、どれだけ素晴らしい、練り込まれた教材があったとしても、ラストワンマイル、顧客(子供)との最後の接点を担っているのは、私達教師です。

その点にプライドを持てたらいいなぁ、とそんなことを考えました。


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