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備忘録

 この前のnoteでも書いた釣具屋さんに今日も行ってきた。自分の釣竿に合ったリールを買うためだ。それとこの前、色々と教えてくれたおじいさん(陰で勝手に「師匠」と呼んでいる)に会うため。
 ところが釣具屋にいくと、おじいさんではなく若いお兄さんがいた。息子さんかお孫さんだろうか。モジモジしていると、「どうかした?」と聞かれたので「おじいさんいますか?」と聞いたら、このまえ修理の様子を見せてくれた工房に連れて行ってくれた。おじいさんがいた。おじいさんが嬉しそうな顔で出迎えてくれた。
 ずっと友人から借りていたので、自分の釣竿にあったリールが欲しい、そのために付ける糸やその付け方とかも教えて欲しいと言った。前回のようにおじいさんが付きっきりでリールから糸の種類まで色々と教えてくれて、値段やグレードなど、自分にどれが合っているか悩み、一緒に決めた。
 それからおじいさんは自分のリールを持ってきて、「これ何歳だと思う?(何年使っていると思う?)」と聞いてきたので、「3年くらいですか?」と答えたら「40年だよ」とおじいさんが教えてくれた。信じられなかった。まさに「じぇじぇじぇ!」って感じだった。それからおじいさんが、長い間リールを使うためのメンテナンスの仕方を教えてくれた。釣りをした後に毎回やるリールや竿の洗い方、拭き方、月に一回やるメンテナンスの仕方など。以下はその備忘録だ。

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【釣りをした後にやること】
①リールのドラグを締める。
②家に着いたら冷水で洗ってしっかり拭く。
③リールのドラグをゆるめる。
※お湯では絶対に洗わない。

【月に一回やること】
パーツを一個一個外して油を刺す。
油は少しの量だけ刺す。この作業がめちゃ大事!

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 何かを極める上で、それに使う道具のメンテナンスを欠かさないことは大事なのだと感じた。思えば、自分も高校時代は剣道の竹刀や防具など毎日、稽古が終わった後に誰よりも時間をかけてメンテナンスしていた。実際にそれをやることで愛着も湧くし、自分の身体に馴染んでいたと思う。最近は稽古量が減ってメンテナンスを怠ることも増えてしまったけど、帰国したらまたちゃんとメンテナンスしようと思った。

 ところで、このおじいさんが「日本語知ってるよ!」と言って何やら知らない言葉をずっと発していたので、それは一体なんなのだと言ったら「Suiside→はらぎり」でした。もっとマシな日本語を覚えて欲しい。

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