見出し画像

ハイブリッド トロンボーンの生い立ち

どうしてハイブリッド トロンボーンを提唱するのか

これは中学年の小学生にトロンボーンを吹かせたいという、とある先生のお願いからでした
正直、乳歯からやっと入れ替わるタイミングの子たちに金管楽器を吹かせるのも
あまりお勧めできない旨伝えたのですが、メンバーの体制からそうなってしまったのだそう

体の大きい子(150cm以上)があれば問題ないと思います
つまり、高学年であれば最近の平均的な身長から言うと問題ないのです
しかし、経験者の方はお分かりのように140cm以下だと7ポジションはおろか6ポジションも
ままならないのです

だからといってテナーバスを持つ体力もありません
コントロールできるのは5ポジションまで

スライドに紐をつける方法もありますが、やはり楽器の重さ
がネックになります 
片手で楽器を支えられないからです

数年間、その学校にお邪魔して、解決できないまま
その学校での指導を終えました
私の体力的な問題も大きかったのですが、物理的な問題が解決しない状態での指導は
辛いものがありました

その課題を
つまり、5ポジションまで扱える小柄な子たちにトロンボーンを吹いてもらう
という課題を解決するアイデアが

ハイブリッド トロンボーン

というわけです

構造としてはテナーバスのF管部分をAb管にする

だけなのです

早速、自分の楽器を改造しました

そして、完成して楽器を試奏し、想定以上のメリットに気づきました

※このブログは、一定の音楽及び金管楽器の知識のある方を前提にしております
悪しからずご了承くださいませ♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?