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『川崎葉子の魔法の"1日26時間"』川崎 葉子・著(致知出版社)

どんな魔法を使うのかと思ったら、何のことはない。ちょっとしたマジックだった(え?笑)


1日をどうやって26時間にするかは、書くとネタバレになるから控えるとして、その根底には「どうしてもやりたい!」っていう強い思いがあるように思う。まるで自分を意図的に錯覚させるようなノウハウなんだけど、わざわざ錯覚を起こさせてまでやりたいことがある、からこそここまでできるんだなぁ、と。

「時間があれば〇〇もやりたいんだけど」
「余裕がなくて△△まで手が回らない」

ってもし自分がボヤいてたとして、それって本当にやりたいことなんだろうか?そう思ったとき、自分に錯覚を起こさせてまでやりたいか、そうでもないか。この大変なノウハウを使うかどうかを考えると、そのジャッジが少し簡単になりそうな気がします。

それでもやりたいならやればいいし、気持ち的にそうでもないけど言い訳に使っているだけなら、そんな自分を少しだけ恥じて、「別にそんなにやりたいわけじゃない」って素直に言えるようになったらいい、よね。


ちなみに、この本のコンセプトとして、時間の自由が利きにくい主婦やお母さん、地方に住む人がいかに自分を高めて素晴らしい人生にするか、ということがある。

自分の時間を比較的コントロールしやすい男性や独身女性、そして学ぼうと思えば学べる環境が手に入りやすい都会住まいの人、そんな人たち向けの時間術本はたくさんあるけど、「そんなの私にはムリ」って思ってあきらめちゃうような人たちにも救いの手を差し伸べたい、なぜなら私自身がおんんな環境だったから、ということのようだ。


人生は一度きり。
今という瞬間は、今後二度と訪れることはない。

よく、そんな哲学的な表現を聞くけど、これがちゃんと腑に落ちてる人ってどのくらいいるんだろう?

著者の川崎さんは、これがちゃんと腑に落ちてるからこそバイタリティが半端なくて、1日を26時間にしてまで様々なことをやり抜く、ということが出来たんじゃないかな。

これを、カッコ良い言葉としてうわべだけ理解していても、きっとそこからガムシャラに頑張るエネルギーは生まれない。まずは腑に落とすところから、だなぁ。。


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