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箇条書き手帳でうまくいく –はじめてのバレットジャーナル–(Marie著・ディスカヴァー社)

手帳術は年末から新年にかけて流行るコンテンツの1つかな、と思います。ここ数年流行ってる「パレットジャーナル」の本、読んでみました。

結論から言うと、これは最初の数日間で徹底的に自分と向き合う必要があるな、と思います。じゃないと「やってみたけどしっくりこなかったんだよねー!」で終わりそう。特に手帳や日記をつける習慣がない人はそうなんじゃないかな。


というのも、パレットジャーナルはとにかく「書く」ことから始まるから。何でも書きたい、書くことに快感を覚えるっていう人向けに、その書き方や活用方法を提示する手法だと思うから。

逆にいえば、書きたいことがなかったり、書く習慣がなかったりする人にはぜんぜん響かない手法だと思います。「こんなふうに書いたらいいよ」「こんな書き方もあるよ」って言われても「そもそも書くことないよ!」ってなると、タイトルだけ書いてその下はスカスカ、みたいなページがいつまでもそこにあるだけ、ってなるからね。


じゃあ、書く習慣がない人は永久にできないのかっていうと、そうではないと思う。それが「数日間で徹底的に自分と向き合う」と書いた意味です。

まず、なんでも良いから書き出してみる。SNSに呟いていたことも、お風呂でフッと思いついたことも、電車や車の車窓から外を眺めていてハッと気付いたことも、何でも書き出してみる。後から見て、その日がどんな1日だったかが細かく再現できるくらいに、いろんなことを書いてみる。そうして、「書く」ことに慣れる必要があるんじゃないかと。何なら「書くって楽しい」「書くと忘れても良くなるから安心する」みたいな感覚を楽しむところまで行ければなお良し、と。

書く習慣がつき始めたら、そこで初めて「書いたものをどう整理しよう」ってなる。その悩みを解決するのがパレットジャーナルという手法。ここまで来れば、「手法は理解したけど書くことない」という理由で躓くことがなくなる。そしてこの本はやり方がかなり丁寧に書いてあるから、書くべきこと・書きたいことさえあればあとはスムーズに乗っていけると思われます。


こんな感じで、この手法の素晴らしさに気づくまでにはちょっと時間がかかるな、と思います。でも、それを乗り越えて使いこなせるようになったら、今までよりも楽しく濃ゆい毎日を過ごせるような気はするんだよね。


わたし自身、まだ実践できてない。でも、いつか余裕ができたらジックリ取り組みたい。そう思わされた本でした。「いつかやりたい」と言ってるものって、いつまでもその日はこないことが多いけど、これはちゃんと実践したいから手帳にメモろう。なんか本末転倒な気もしないでもないけどね(笑)


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