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『最高の自分にリチャージする12章』ジュリー・モンタギュー著(日本実業出版社)

最近の書籍や雑誌、情報商材など見ていると、「食事」「睡眠」といった身体を作る要素、あるいは衣類に関する「骨格診断」「肌色診断」といった診断モノ、そして「断捨離」や「ミニマリスト」といった住環境を整える内容が多くみられるように感じています。

こうやって様々な要素から【自分を整える】ことが流行っている中で、自分自身を内面から整えるということも必要なのかな、と感じて、読んでみました。


リチャージとは、エネルギーを再チャージすること。日々生きていく中で人生の主導権を誰かに奪われてしまい、消耗してしまったエネルギーを補充するためのトレーニング方法が書かれています。12章、となっているのは、毎月1つずつワークをこなしていって1年後には最高の自分になるよ、という内容になっているから。

ワークの内容としては、ネガティブからポジティブの変換だったり、アファメーションだったり、わりと良くあるものばかりだと思います。特に目新しいものはなかったかなーと。

ただ、この本の良いところは「12か月かけてゆっくり進めましょう」というコンセプトかなと思います。自分を変えるって、ちょっとやそっとの時間では難しい。仮に変われたとしても、急な変化はリバウンドを起こしがち。そうではなく、12か月かけてゆっくりと、本来の自分を取り戻していく。

あくまで書籍なので、日々伴走してくれるわけではないけれど、「ゆっくりでもいいよ、すぐに出来なくてもいいよ」というメッセージを本全体から感じることができるように思います。


食事、睡眠、コーディネート術、瞑想といった、自分を整える術は巷に溢れています。でもこれで本当にマインドは整うのか?意味を理解してやれば目的は達成できるかもしれませんが、これらを「やる」こと自体が目的になってしまったり、「みんなやってるからやらなきゃ」みたいに自分を追い込んでしまっては、かえって消耗していくように思います。そんなときに、この本と出合えたら良いのかな、と思います。


私自身も、カウンセラー資格を持っている身として、この本のような役目ができたらなぁ、とひしひし感じます。


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