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本の紹介 ー論文を書きたい人のためにー

電子書籍も好きですが、紙の本が好きです。割と書き込んだりします。
X(旧Twitter)でもよく本の情報が流れてくるので、大変助かっております。そして割とジャケ買い(=表紙見てピンと来たものを買うこと)をします。

先日、龍が如く8を無事完走したので、読書を再開しました。
今回はおススメ本の紹介です。

正攻法ではないけれど必ず書き上げられるはじめてのケースレポート論文

微生物検査技師がぶち当たる壁、それは認定微生物検査技師の受験資格。
そう、筆頭論文!

臨床検査技師は論文なんて書かなくていいと思ってました。大学院にいる研究者が書いてくれるものだと思っていました。
でもそんなことはなかった。周りに書いたことのある人もいない。書けそうな症例もない。どういうことを書けばいいのかわからない。
微生物検査を数年経験して、よしやろう!と思った時、聞ける人がいなくて、わからないまま諦めてしまう人も多いかと思います。一人で頑張れる人はええねん、そのまま頑張ってくれ。そうじゃない人、そういう人こそこれ買って。三千円足らずで買えるから。COIはありません。

どういう考えをもって題材を選べばいいのか、というところから、Learning pointの設定、文献の検索方法、実際にどうやって書いていくのか、など。
規程の確認なんかについても書かれていて、本当に一冊あれば一本出せる。(書ける、ではなくて、世に出せる)

個人的には『周囲との付き合い方』がものすごく為になりました。
(まぁこれは施設によって色々あるかもしれませんが…)

でも本当に、自分が論文を書く前に読みたかった一冊だと言えます。論文を書きたい、という人がいれば是非おススメしてあげてください。


私も受験資格を得るために必死で論文を書きました。論文が書き上がってからも大変でした。publishまで漕ぎつけられたのは、周りの協力があってこそでした。
検査センター出身且つ施設にメンター(指導者)がいない状態で、認定微生物検査技師の資格を取得することになったいきさつとその流れについても、また別の機会に書こうと思います。